タンブラー錠の防犯性は?内部の仕組みと種類別に見る強さを解説

タンブラー錠とは、錠前のなかにあるピンや板の位置によって解錠・施錠をおこなうことができる鍵です。名前だけ聞くとなじみがないかもしれませんが、実際は現代の日本で生活していくうえでなくてはならない、大切な鍵の一種となっています。

タンブラー錠には防犯性の高い種類が多くとても便利ですが、古い型のものだと防犯性や機能性の面で不安が残る場合もあります。

この記事では、タンブラー錠の仕組みや種類、メンテナンスについてご紹介します。自分の身近な鍵がタンブラー錠かどうか確認して、交換の必要性やメンテナンス方法について知識を深めてみましょう。

タンブラー錠の仕組み

まずは、タンブラー錠の仕組みについてご紹介します。タンブラー錠の仕組みを確認して、ご自宅の鍵と見比べてみましょう。

タンブラーとはどういう意味?

タンブラーとはどういう意味?

英語でタンブラーとは、円筒型をした、底が平たいコップを意味します。また、機械にまつわる文脈では、回転する部品のことを指すこともあります。

タンブラー錠という名前の由来は、タンブラー錠内部の構造にあるといえます。タンブラー錠は円筒状になっており、内筒と外筒が組み合わさったつくりをしているのです。正しい鍵を差し込むと、内筒が回転し、施錠を解除することができます。

タンブラー錠の仕組み

タンブラー錠は、シリンダー錠という筒を組み合わせてつくられた錠前の一種です。円筒型の錠前の内側に、「ピン」と呼ばれる細い部品や板などが複数設置された構造をしています。

錠前に合った鍵を差し込むことで、ピンや板が正しい位置になり、内部のロックが解除されて解錠・施錠が可能になります。

タンブラー錠のメリット

タンブラー錠のメリットは、防犯性が高いことです。その理由には、鍵がもつ歯の形のバリエーションが豊富だという特徴が影響しています。

タンブラー錠の内部にはいくつものピンや板が並んでいるため、そのひとつひとつの位置を調節すれば、幾通りもの鍵をつくることができます。ほんの少し似ているだけの鍵は同一の鍵と認識しない精密なつくりになっているため、鍵の形を少し変えただけでも別の鍵として識別されるのです。

近年はさらに進化を続けている

ただでさえ防犯性の高い鍵が多いタンブラー錠ですが、近年ではさらに性能が進化しています。ピッキングなどの不正開錠に対する耐性が高くなり、空き巣などの被害に遭いにくい高性能な鍵が生まれているのです。

不正開錠を手段とする空き巣犯は、性能の高い鍵が玄関についている家は防犯意識が高い人が住んでいると判断し、犯罪の標的に選びにくいといいます。防犯性の高い鍵をつけると安全性が高まるばかりでなく、犯罪者をけん制することにもつながり、一石二鳥なのです。

現在使用している鍵の防犯性に不安があるという方は、業者に依頼して交換してもらうのがおすすめです。鍵のなかには、たった数分のピッキングで解錠されてしまうほど、防犯性の低い種類もあります。

ご自宅で使っている鍵の防犯性の見極めや、ご希望にぴったりの鍵選びは、ぜひ鍵お助け隊にご依頼ください。他社との相見積りや、予算をお決めになったうえでのご相談もお待ちしております。

タンブラー錠の種類

次に、タンブラー錠の種類について見ていきましょう。実際の生活の中で使われているタンブラー錠にも、じつはさまざまな種類があります。

それぞれのタンブラー錠の特徴をわかりやすく解説いたします。

ピンタンブラー錠

ピンタンブラー錠

ピンタンブラー錠はその名のとおり、内部に「ピン」と呼ばれる部品が使われているタンブラー錠です。

ピンタンブラー錠は現在の日本で使われる鍵の主流であり、多くの住宅やビルで使われています。ピンタンブラー錠のなかでも、さらに細かな種類があり、防犯性に差があります。以下でピンタンブラー錠の仲間たちの特徴をご紹介します。

ディンプルキー

ディンプルキーはピンタンブラー錠の一種で、一般に用いられている鍵のなかでもとくに防犯性に強いとされる種類です。歯がギザギザしている鍵ではなく、鍵の歯の平面に大小さまざまな凹凸が刻まれているタイプです。

ピンタンブラー錠の一種ですので、錠前の内部にはピンがあります。ほかの種類のピンタンブラー錠のピンは、1~2列に並んでいるのですが、ディンプルキーは鍵の歯の表裏横と3方向からピンが当たるようになっています。

さらに、凹凸の穴の深さまでもがそろわないと解錠できないため、ピッキングや偽物の鍵で不正に開錠することが困難な仕組みになっているのです。

マグネットタンブラー錠

マグネットタンブラー錠は、磁石の力を利用した仕組みをもつタンブラー錠です。磁石にはN極とS極があり、違う極同士は互いに引き寄せ合い、同じ極同士は反発し合う性質があります。

マグネットタンブラー錠の鍵とピンには磁石がついています。鍵穴に鍵を差し込むと、鍵とピンそれぞれの磁力によって、鍵に引き寄せられるピンと、鍵に反発するピンができます。

正しい位置のピンが磁力で引きあったり、反発し合ったり状態にならないと、ビンが障害となり、解錠できない仕組みになっているのです。磁力の力でピンの位置が正しく変わらないかぎり解錠できないため、ピッキングの被害に遭いづらいのが特徴です。

チューブラ・ピンタンブラー錠

チューブラ・ピンタンブラー錠は、鍵の歯が平たくなく、円筒状になっているのが特徴です。鍵が円筒形なので、鍵穴の形も一般的な鍵とは異なります。鍵穴は輪っか型のくぼみになっていて、一見パソコンの電源マークのようにも見えます。

正しい鍵を差し入れて押し付けるように回すことによって、鍵穴の内部の仕掛けが作動し、鍵が開閉できます。鍵の形は大きく異なるとはいえ、構造自体はピンタンブラー錠と同じものになっています。

チューブラ・ピンタンブラー錠は、昔は自動販売機やパチンコスロットなどの鍵に用いられていました。いまでも、コインパーキングや店舗の食券販売機では、使用しているところも多いようです。

ディスクシリンダー錠

ディスクシリンダー錠には、内部にピンではなく薄い金属板が設置されているタイプのタンブラー(ディスクタンブラー)が内蔵されています。かつて日本で大流行した鍵で、ギザギザした鍵の歯と、「く」の字のような鍵穴が特徴的です。

ディスクシリンダー錠の内部の板は、シリンダーのなかにたくさん設置できるという特徴があったため、鍵の歯の形に細かくギザギザを入れることが可能でした。耐久性に優れる性質もあり、2000年頃までに日本全国へ波及した鍵だったのです。

しかし、ピッキングにあまりにも弱いことが明らかになり、新型「ロータリーディスクシリンダー錠」などの鍵に取って代わられました。

いまでは、新築の住宅には導入することができない鍵となり、大手の鍵メーカーも生産を廃止しています。もしもご自宅の鍵がディスクシリンダー錠である場合、防犯性のためにも、業者に依頼して早めに交換しましょう。

鍵お助け隊では、お客様からのご依頼・ご質問をいつでも受け付けております。ご自宅の鍵に不安があるという方は、お気軽にお電話ください。

タンブラー錠を安心して使うために

タンブラー錠は一般家庭の玄関にも多く使われている鍵で、防犯の要として使うということもできます。ここからは、日常的にタンブラー錠を使用するにあたって気をつけるべきことをご紹介します。

現在ご自宅にタンブラー錠がついているという方や、これからタンブラー錠に交換しようと思っている方は、日々の安心・安全のためにもぜひご一読ください。

このような症状が出たらメンテナンスの検討を

このような症状が出たらメンテナンスの検討を

鍵に次のような症状が起きた場合、鍵のメンテナンスを真剣に検討しましょう。

  • 鍵が差し込みにくい
  • 鍵が抜けにくい
  • 鍵が回りにくい

一見丈夫そうに見えても、毎日抜き差しを繰り返すなかで、鍵は劣化していくものです。長期間使用していると、上記のような不調が起こる場合があるのです。

鍵のメンテナンスは、自分でできるちょっとした掃除から、業者に依頼する本格的なものまで多々あります。自分でできる掃除方法は、次の項目で見てみましょう。

鍵穴の掃除方法

鍵の調子の悪さを感じたら、次の手順で掃除をすることができます。

  1. 掃除機やエアダスターなどの口を鍵穴に押し付け、左右に揺らしてゴミを吸う
  2. 鍵の歯を、古くなった歯ブラシなどで念入りに(軽いタッチで)掃除する
  3. 専用の潤滑剤を鍵穴に噴射する。もしくは、鍵の凹凸を鉛筆で強めになぞる
  4. 何度か鍵穴に鍵を出し入れする
  5. 鉛筆を使った場合、最後に鉛筆の芯のくずを鍵から拭き取る

この手順で、鍵の調子が改善することがあります。状況が改善されない場合は、手軽なメンテナンスではなく、プロの鍵業者に頼んで掃除してもらうか、新しい鍵に取り換えましょう。

潤滑剤をさすときは専用品を利用しよう

自分で鍵穴のメンテナンスをするときは、必ず鍵の製造メーカーが指定する専用の潤滑剤をしようしてください。これを守らないと、かえってトラブルが悪化してしまうためです。

専用の潤滑剤とは別の油のなかでも、とくに使用してはいけないのが、食用油や、シリコンスプレーなどの合成潤滑油です。これらのように、鍵専用の潤滑油以外の油分を鍵穴のなかに入れると、かえって油がホコリやゴミを吸着し、鍵穴のなかに粘着質な異物が入り込んだのと同じ状況になってしまいます。

鍵の内部はとても繊細ですので、専用潤滑剤か鉛筆の芯の粉以外は絶対に入れないようにしましょう。

タンブラー錠の寿命と考えられるときは交換も検討

先にも述べたように、鍵は消耗品であり、いつか寿命が来るものです。長期間使用している鍵の調子が悪くなったときは、鍵の寿命かもしれないため、鍵の交換も視野に入れましょう。

建物に使われる鍵の耐用年数は、鍵を初めて使用して以降10年(電子錠は7年)ほどといわれます。それ以上使い続けている鍵が不調になったときは、たんなる故障ではなく、寿命を疑ったほうがよいでしょう。

鍵の交換は、知識と経験さえあれば一般の人でもおこなえます。しかし、新しい鍵に付け替えるときには、鍵をつける扉の工事が必要となることもあります。鍵の取り付けを失敗したくないというかたは、業者に依頼するのが一番安心です。

タンブラー錠のメンテナンスは鍵のプロにお任せを

タンブラー錠にはさまざまな種類があり、何年も前から人々の暮らしの一部となっていました。さまざまな種類のタンブラー錠が多くのご家庭・職場などに広く使用され、私たちにとってとても身近な鍵となっています。

そんなタンブラー錠のメンテナンスをご自分でおこなう以外にも、プロに任せるという選択肢もあります。鍵のプロであれば、タンブラー錠の不調がたんなる故障なのか、寿命なのかの見極めをしっかりとおこない、的確なメンテナンスができます。

また、タンブラー錠を交換するとなったとき、家主の要望に最適な鍵を提案できるのも、鍵のプロだからこそなのです。

鍵は大切なものを守るための要です。そんな重要なものだからこそ、管理にはプロの力を借りてみましょう。鍵お助け隊では、お客様からのご依頼に迅速・丁寧に対応しています。タンブラー錠の管理についてお悩みやご心配事があれば、いつでもお気軽にお電話ください。

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