オートロックマンションの鍵交換費用|【紛失・故障】負担請求は誰?

オートロックマンションの鍵交換費用|【紛失・故障】負担請求は誰?

オートロックマンションは防犯性に優れていることから、ひとり暮らしの女性や小さいお子さんのいる家族連れに人気の物件です。しかし一方で、オートロックマンション用の鍵は、玄関ドアだけでなくマンションのエントランスにおいても使用するため、管理に十分な注意が必要となります。

オートロックマンションの鍵が紛失・破損してしまった場合、気になるのがその費用負担ですよね。全額を自分で負担しなければならないケースもあれば、状況によってはオーナーや管理会社などに負担してもらえることもあるでしょう。

そこで今回は、【オートロックマンションの鍵交換費用と負担者】についてご紹介します。

「鍵をなくしてしまったのだが、自己負担になるのだろうか?」「費用はどのくらいかかるのだろうか?」と気になっている方は、ぜひ参考にしてみてください。正しく知っておくことで、損をせずに済むこともあるかもしれません。

オートロックマンション、どこの部分の鍵を交換したい?

オートロックマンションの場合、どこの鍵を交換するかによって、交換までの流れや注意点など、さまざまな部分が変わってきます。ただ、鍵交換をするのが住居者か管理者オーナーかで、流れに大きな違いはありません。

まずは、3つのケースを想定して交換までの流れと、そのときの注意点について確認していきましょう。

自室とエントランスが共通なケース

オートロックマンションに使われる鍵には、いくつかのパターンがあります。はじめに「自室とエントランスが共通」のケースについて説明していきましょう。

このようなケースでは、自室の鍵を交換するのはもちろんですが、エントランスのオートロックの鍵も交換することがほとんどです。交換までの流れとしては、鍵の種類を確認したのち、オートロックと連動した自室のシリンダーを発注し交換となります。

自室の鍵確認や交換時には、居住者の立ち会いが必要になるようです。エントランスなど共用部での作業には、管理者オーナーの立ち会いが必要になってきます。そのため、立ち合いの予定などによっては、鍵交換までに数週間かかることもあるようです。

エントランスの鍵のみを交換したいケース

基本的にマンションなどの住居者がエントランスにあるオートロックの鍵を交換することはありませんが、管理者オーナーにとっては知っておくべき情報です。

エントランスの鍵を交換する場合は、鍵のタイプによって大きく流れが変わってきます。1本の鍵で”エントランス・自室・勝手口”などを開けられる「逆マスターキーシステム」であれば、オートロックだけでなく全室の鍵を交換しなければなりません。

逆にエントランスのオートロックの鍵とそれぞれの住居の鍵が別になっていれば、全室分の鍵を準備するだけで済みます。全室分の錠前やシリンダーの交換となると大変な費用と時間が必要になるため、管理者オーナーの方は十分に注意してください。

エントランスと自室はもとから別で、自室を交換したいケース

エントランスと自室の鍵が別になっているケースでは、専有部だからといった勝手に鍵交換をすることはできません。“分譲”であっても“賃貸”であっても、鍵交換の前には必ず管理者オーナーへの確認が必要となります。

分譲にも関わらず管理者オーナーの確認が必要な理由は、マンションの景観を保つ目的があるためです。自室とはいえ、一室だけ奇抜な鍵になっていれば景観を損なう可能性があり、そうなるとマンションの価値にも影響を与えてしまいます。

そのため、マンションの価値を保つためには必要な確認なのです。もちろん確認が取れれば、どんな鍵に交換をしても問題はないでしょう。

賃貸の場合なら、勝手に鍵を交換してしまうと、管理者オーナーが鍵を管理できなくなってしまうなど、防犯上の理由から事前に確認する必要があるのです。賃貸は自分の持ち物ではないので、基本的に管理者への確認が必要であると考えておくとよいでしょう。

また、賃貸では引越しするときに住む前の状態に戻す、「現状回復」をしなければなりません。このとき自室の鍵を交換していると、自己負担でもとの鍵に戻さなければいけないケースもあるのです。

エントランスと自室の鍵が別だからといって、勝手に交換しようとはせず、事前に管理者オーナーから許可を取って交換するようにしましょう。「防犯性を高めたい」「鍵の調子が悪い」「鍵をなくしてしまった」など、正当な理由があれば問題なく許可をもらえるはずです。

【マンション鍵の種類別】鍵交換の費用相場と内訳

次にご紹介していくのは、鍵交換にかかる費用相場です。鍵交換の費用は、鍵の種類によって変わってきます。より高機能で防犯性の高い鍵になるほど費用も高くなっていくので、予算を検討する参考にしてください。

また、種類別の相場のあとには、「後付けでオートロックを設置する場合」や「合鍵作成の場合」、「オートロック鍵の種類ごとの相場」についてもご紹介していきます。管理者オーナーの方は、そちらもぜひ参考にしてみてください。

ただ、ここでご紹介する相場はあくまでも目安になりますので、具体的な料金が知りたい方は、業者から見積りを取ってご確認ください。

鍵の種類 鍵交換の費用相場
ディンプルキー 15,000円~
カードキー 10,000円~
ディスクシリンダーキー 10,000円~
電子錠 20,000~100,000円

【1】ディンプルキー

オートロックマンションの鍵交換費用|【紛失・故障】負担請求は誰?

ディンプルキーとは、鍵先の表面にデコボコした穴が開いている鍵のことです。鍵交換をおこなうのがこの鍵である場合、交換費用は、【1箇所あたり15,000円~】が相場となります。

なお最近では玄関ドアの上下2箇所にディンプルキーが設置されている住居も増えています。この場合、業者によっては鍵穴(シリンダー)の数だけ金額が上乗せされることもあるでしょう。

【2】カードキー

カードのような形状をした鍵のことを“カードキー”といいます。タッチするだけで解錠できるものや、鍵穴(シリンダー)にカードを入れることによって解錠するものなど、さまざまなタイプがあるのが特徴です。

交換費用はカードのタイプによって幅がありますが、安いものであれば【1箇所あたり10,000円~】で交換できるものもあるでしょう。ただし防犯性の高いハイテクなカードキーの場合は40,000円以上するものもあるので、事前に見積りを取っておくと安心かもしれません。

【3】ディスクシリンダーキー

ディスクシリンダーキーとは、鍵先がギザギザしている昔ながらの鍵のことです。この鍵の交換費用の相場は、【1箇所あたり10,000円~】となります。

なおオートロックマンションの場合、どの種類の鍵であったとしても、鍵交換の際はオートロックとの連動が必要となるため、納品には1~数週間程度かかるのが通常です。

【4】電子錠

オートロックシステムの電子錠には、「暗証番号式」「指紋認証式」「非接触ICカード式」「リモコン式」などがあります。一般的な鍵を差して解錠するタイプよりも、費用は高い傾向にあるようです。

電子錠の費用が高い理由としては、本体価格が鍵タイプより高いこともありますが、エントランス扉で配線工事が必要になることもあるためです。大掛かりな工事が必要になれば、 30万円ほどの費用がかかるケースもあります。

ただ、ピッキング被害に遭いにくいなど防犯性が高いため、女性の多いオートロックマンションなら電子錠への交換はおすすめです。

オートロックを後付けしたときの費用

オートロックの後付けとなると、自室か全室かで大きく費用に違いがあります。自室だけであれば、上記の電子錠の相場を参考にしてください。しかし、全室と連動するオートロックにする場合は、マンションの世帯数によって費用が変わってきます。

世帯数 後付けの費用相場
15世帯 200万円~
30世帯 400万円~
50世帯 500万円~

表の通り、全室にオートロックを後付けしようとすると、最低でも数百万円は必要になるようです。防犯性を高めるためには効果的ですが、決して安い金額ではありませんので、よく検討してから後付けするのがよいでしょう。

合鍵を作製する場合の費用

エントランスと自室の鍵が同じであったり、マスターキーをなくしてしまったりした場合は、鍵交換をする必要があります。しかし、「自室の鍵だけが不調」「合鍵をなくした」といった場合には、交換ではなく新たな合鍵作成で解決できることもあるのです。

ディンプルキーやディスクシリンダーキーなら、300~4,000円ほどで合鍵を作ることができます。合鍵に関しても、構造が複雑な防犯性の高い鍵になるほど、料金が高くなっていきます。

また、電子錠ならカードキーの合鍵を作ることが可能です。カードキーの合鍵を作製する場合は、3,000~6,000円が相場になります。こちらも同じように、機能にあわせて料金が高くなっていくようです。

鍵交換費用には何が含まれる?

上記でご紹介した鍵交換費用には、鍵本体の交換費用のほか、鍵穴(シリンダー)の交換費用や作業基本料(工事費)、作業員の出張費用などが含まれます。ただし、これらの費用は業者によって差がありますので、あくまで相場としてお考えください。

業者によっては出張費などが別途請求されることもありますので、事前に見積りを取得しておくと安心です。また、オートロック機能との連動には別途作業が必要となるため、オートロックマンションの鍵交換費用は上記の値段よりもう少し高くなることを想定しておいたほうがよいでしょう。

無料見積りを取れる業者をお探しなら弊社におまかせ!

すべての業者が無料で見積りを出しているわけではありません。無料で見積りを受け付けている業者はたくさんありますが、しっかりと確認せずにお願いしてしまうと、作業を依頼しなくても費用がかかってしまいます。

そこで、「無料で見積りを出してほしい」という場合は、ぜひ弊社にご相談ください。弊社がご紹介する鍵業者では、無料見積りサービスをおこなっております。

料金を確認してから注文することができるだけでなく、余分な費用をかけずに複数の業者を比較して、じっくりと選ぶこともできるのです。そのため、「少しでも安い業者に依頼したい」というお客様には最適となります。ぜひお気軽にお問い合わせください。

オートロックマンションの鍵交換費用|誰が負担する?

鍵を紛失・損傷してしまったとき、つい頭をよぎるのは「オートロックマンションの鍵交換費用は誰が負担するのか?」ということではないでしょうか。

オートロックマンションの鍵をなくしてしまうと、それを拾った第三者がマンション内に侵入できてしまう可能性があります。つまり住民の誰かが鍵を紛失してしまうということは、紛失者だけでなくそのオートロックマンションに住んでいるすべての居住者の脅威となり得るのです。

管理組合などの判断によっては、“すべての住居の鍵交換をおこなう”ということになる場合もあるでしょう。そうなれば、交換費用は莫大なものとなります。

そういったことも踏まえた上で、ここでは【鍵をなくした場合】と【鍵が故障した場合】にわけて、費用負担者がどのように決まるのかをご紹介しましょう。

【1】鍵をなくした場合

鍵は、持ち主(入居者)がきちんと管理をおこなっていれば、そうそう紛失してしまうことはありません。したがって鍵をなくした場合は、入居者の過失が大きいとみなされ、入居者に鍵交換費用が請求されてしまうことが多いでしょう。

ただし賃貸のオートロックマンションである場合、入居時に交わした賃貸借契約書の記載によってはオーナー(または管理会社)側に費用を負担してもらえることもあります。多くの場合は「入居者が負担する」と書かれていますが、「状況によってはオーナー側が負担する」と記載されていることもあるため、よく読んで確認することが大切です。

なお鍵紛失をした場合に、オートロックマンションだからといって、マンション全室分の鍵交換費用が請求されることは一般的にあまりありません。マンションの規模にもよりますが、全室の鍵交換となれば莫大な金額となるため、一住民に対してそこまで責任を負わせることは考えられにくいからです。

そもそもオートロックによる防犯性は、そこまで強固なものではありません。宅配業者を装ったり、住民のあとをつけたりすれば、第三者でもエントランスをくぐり抜けることができてしまいます。こうしたことから、オーナーや管理会社がよほど厳しい性格でない限り、鍵紛失者に対して全室分の鍵交換費用が請求される可能性は低いでしょう。

万が一、全室分の費用請求をされてしまった場合は、本当に妥当な請求であるのかを確認するため、一度弁護士などへ相談してみることをおすすめします。

【2】鍵が故障した場合

鍵が故障してしまった場合は、その過失が誰にあるのかによって費用負担者が変動する可能性があります。通常、入居者の過失による故障がほとんどですが、経年劣化などによって鍵が突然壊れてしまうこともあるようです。

経年劣化を証明することは難しいですが、もし証明することができればオーナーや管理会社に鍵交換や鍵修理の費用を負担してもらえる可能性があります。

経年劣化による故障であることを証明できない場合は、賃貸借契約の内容にもよりますが、入居者側が負担するのが一般的です。ただし、ほかの全部屋の鍵交換にかかる費用を請求されるケースはほとんどありません。鍵の故障の場合は第三者の手に鍵が渡ってしまったわけではないので、悪用の危険性がなく、全室の鍵交換をする必要性がないからです。

ちなみに、オートロックマンションのエントランス部分に設置された鍵穴(シリンダー)が故障した場合は、オーナーや管理会社の費用負担で修繕してもらえるのが一般的でしょう。エントランス部分の鍵穴(シリンダー)はマンションに住む全住民が使用する部分であり、誰が壊したのかを特定するのが難しいからです。

鍵交換費用には火災保険を適用できる?

マンションに入居する際、火災保険への加入を求められたという方も多いはずです。火災保険には、災害の有無にかからず、住居において生じたトラブルをサポートしてくれるサービスがついている場合があります。

もし鍵交換費用を入居者側で負担しなければならない場合は、一度火災保険のサービス内容を確認してみてください。もしかすると、鍵交換費用について負担してくれるという内容が記載されているかもしれません。

賃貸マンションには住人サポートがあるところも

オートロックマンションの鍵交換費用|【紛失・故障】負担請求は誰?

賃貸マンションの場合は、あらかじめ“住人サポート”がついているところもあるでしょう。住人サポートとは、水回りや電気系統の故障、害虫トラブルなどが起きた場合に、サポート会社の人に対処してもらうことができるというサービスです。

契約内容によっては鍵交換などについても対処をしてもらえることがあるので、もしマンションが住人サポートに加入している場合は、一度電話で確認してみるとよいでしょう。

なお「住人サポートに加入していない」「加入はしているけれど、鍵交換には対応してくれない」という場合は、自分もしくは管理会社経由で鍵業者を手配することになります。

マンションの鍵トラブルでお困りなら弊社までご相談ください

「どの業者を選べばよいのかわからない……」という場合は、ぜひ弊社にご相談ください。弊社にご連絡いただければ、もっとも早く現場に駆け付けることができる鍵業者をご紹介できるほか、鍵交換にかかる費用について事前にお見積りをご提示することも可能です。

また、オートロックマンションのような管理者が自分ではない場合、誰がどういった責任を負い、どれくらいの費用を負担するのか難しいものです。そうった難しい問題についても、しっかりとお話をお聞きし、微力ながらに手助けさせていただきます。

お電話での受付は24時間承っておりますので、いつでもお気軽にご連絡ください。

マンションの鍵を紛失したら管理会社へ報告しよう

マンションには自分以外の住人も住んでいるため、鍵を紛失したときには、まず”取るべき3つの行動”があります。マンションの防犯性を維持するためにも大切なことですので、鍵交換を考える前に以下の行動からはじめていきましょう。

【まず取るべき3つの行動】
  1. 管理者へ連絡する
  2. 警察へ連絡する
  3. 鍵屋へ連絡する

鍵を紛失したことに気づいたときには、まずは「管理者」へ連絡をしましょう。鍵紛失などマンションでの緊急時には、何事もまず管理者への連絡が大切です。鍵交換をするための許可を取る以外にも、その後の対応を決めるのも管理者の役割になります。

また、大家さんや管理会社が合鍵を持っていれば、鍵屋を呼ばずに家の鍵を開けてもらうこともできるのです。大変な迷惑をかけることにはなりますが、費用の節約にはなります。

管理者に連絡をしたら、次に「警察」へ連絡をしていきましょう。鍵紛失したときに身分証明書を持っていない場合、鍵開けには警察官の立ち合いが必要になるためです。もちろん住人であることを証明できれば、警察の立ち合いは必要ありません。

ほかにも、もし親切な人が拾ってくれていれば、近くの交番に届いていることも考えられます。遺失届を提出しておけば、数日後には鍵が戻ってくる可能性もあるでしょう。自分以外の住人もいるマンションでは、こういった配慮がとても大切なのです。

そして最後に「鍵屋」へ連絡をしていきます。鍵がないままでは家に入ることができないので、まずは鍵を開けてもらい落ち着きましょう。その後の対応は、管理者の指示に従うようにしてください。

賃貸マンションは自分で鍵交換をするのは絶対やめよう

「ホームセンターなどで鍵を買ってくれば、自分で交換できるのでは?」「業者に頼むより安く済むのでは?」と思う方もいるでしょう。しかし、オートロックマンションの鍵交換を自分でおこなうことはおすすめできません

鍵というのは、非常に繊細な部品でできているものです。素人がネットの情報などを参考に見よう見まねで取り付けようとすれば、ドアやシリンダーに致命的な傷をつけてしまうこともあるでしょう。賃貸物件の場合、その分の修繕費まで請求されてしまうことも考えられます。

また、仮に玄関ドアの鍵交換ができたとしても、オートロックとの連動は個人が勝手にできるものではありません。きちんと鍵メーカーに連絡を取ってから、連動作業をおこなう必要があります。

オートロックマンションの鍵交換は、はじめからプロにお任せください。弊社にご相談いただければ、オートロックマンションの鍵交換費用について、少しでも安くなる業者をお探しし、ご紹介することが可能です。

オートロックとの連動についても、業者を通じて鍵メーカーにご連絡しますので、面倒な確認作業なども要りません。ぜひ一度、弊社のコールセンターまでご相談ください。

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