ディスクシリンダーは狙われやすい!防犯性を高める対策と鍵交換費用
家を空ける際は、扉に鍵をかけていくという方がほとんどだと思います。しかし、警視庁の統計結果によると、空き巣被害のうち3~5割ほどが扉の無施錠が原因です。また居空きに限っていうと、8~9割ほどが扉の無施錠が原因であるという統計結果がでています。
この統計結果にもあるとおり、鍵の無施錠は泥棒を呼び込みやすくなるため、普段から鍵のかけ忘れには注意する必要があります。しかし、鍵をかけているからといって必ずしも安全とも限りません。鍵のなかには防犯性があまり高くないものもあり、侵入窃盗の原因になってしまうのです。
このコラムでは、ディスクシリンダーの防犯性についてご紹介していきます。また、鍵の交換を検討している方向けに、防犯性の高い鍵や鍵交換の相場なども解説します。お家の鍵を交換する際の参考にしてみてください。
目次
ディスクシリンダーは弱点が多い?防犯性が低いとされる理由
鍵にはさまざまな種類があり、それぞれ鍵自体の形や鍵穴の構造が異なります。そのような多種多様な鍵が存在するなかでも、ディスクシリンダーは減少傾向にあるのをご存じでしょうか。これには、ディスクシリンダーの弱点が背景にあります。
これまで主流だったディスクシリンダー錠とは?
日本国内で使われているディスクシリンダーは、1950年代に鍵メーカーである美和ロック株式会社が開発し、販売を開始したものが主流です。
当時は構造がシンプルなことから、取り付けがしやすくてコストが安いうえに、故障もしづらく、修理もしやすいなどのメリットから広く普及しました。
そのため、古い家ではディスクシリンダーが使われていることが多いです。
防犯性が低いとされる理由
当時は、ディスクシリンダーの構造のシンプルさがメリットに働いていました。しかし、構造の単純さは裏を返せば「ピッキングをおこないやすい」というデメリットになってしまうのです。現代のピッキング技術では数十秒もあれば開錠できてしまうため、ディスクシリンダーは防犯性が低いとされています。
ディスクシリンダーは使われなくなっている
ディスクシリンダーがピッキングで開錠しやすい鍵と広く知られるようになってからは、別の種類の鍵に交換をする人が増えています。また、ディスクシリンダーを広く普及させた美和ロックではすでに新規製作を終了させており、より防犯性の高い鍵への交換を推奨しています。このような背景から、ディスクシリンダーは徐々に使われなくなっているのです。
他にもある防犯性の低い鍵
ディスクシリンダーほどではありませんが、現代のピッキング技術からみると防犯性の低い鍵はほかにもいくつか存在します。代表的な例をあげると「ピンシリンダー」があります。また、初期モデルの「ロータリーディスクシリンダー」もピッキングに弱く、防犯性に難ありです。
これらの鍵がお家に使われている場合は、防犯の観点から早めに交換をすることをおすすめします。しかし、鍵は同じ見た目のものも多く、自分の家に使われている鍵の種類がよくわからないという方もいるかもしれません。そんな場合は、弊社にお電話ください。
弊社では、鍵のプロをご紹介しています。電話相談や業者による調査見積りは無料なため、鍵の種類がわからない場合でもお気軽にご相談ください。
防犯性を高める対策3つ
空き巣や居空きは多くの場合、鍵をかけていれば防ぐことができます。しかし、防犯性の低い鍵を利用しているとピッキングなどによって家に侵入されてしまうこともあるのです。そこでここでは、お家の防犯性を高める対策をいくつかご紹介していきます。
【対策1】ワンドア・ツーロックにする
近年では、しっかりと施錠してある自転車でも盗難にあってしまうことがあるため「自転車をツーロックにしましょう」という呼びかけがおこなわれています。鍵を二重にかけるとピッキングにかかる手間や時間が増えるため、盗難されにくくなるためです。
そして、これはひとつの扉にふたつの鍵をかける「ワンドア・ツーロック」にも同じことがいえます。家の玄関だけでなく、勝手口などもワンドア・ツーロックにするとさらに防犯性が高まるでしょう。
【対策2】内鍵をつける
内鍵はドアの側から開けるのが難しいため、仮にピッキングで開錠されてしまっても泥棒の侵入に対して時間稼ぎをおこなえます。泥棒は侵入に時間をかかることを嫌うため、開錠に手間取りやすい内鍵があるだけでも泥棒へのけん制になるのです。
【対策3】複雑な構造の鍵に交換する
単純な構造の鍵は導入コストが安くなりやすいですが、そのぶんピッキングもしやすいです。一方で、複雑な構造の鍵は導入コストこそ高くなりやすいですが、そのぶんピッキングも難しくなります。そのため、家の防犯性を高めたい場合は、なるべく複雑な構造の鍵に交換することをおすすめします。
防犯性の高い代表的な鍵は「ディンプルキー」
鍵といえば、横にギザギザの鍵山があるものを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。しかし、ディンプルキーにはギザギザの鍵山がなく、代わりに表面に大小さまざまな丸いくぼみがあるのが特徴的です。
ディンプルキーは、構造が複雑でピッキングがしづらいうえに、鍵の複製難易度も高いです。また、とても丈夫であるためドライバーやドリルなどでこじ開けるのも難しいです。このことから、ディンプルキーは防犯性が高いとされています。
早めの鍵交換で防犯対策しよう!
防犯性の低い鍵をいつまでも利用していると、家に侵入されるリスクが高まります。そのため、お家で使っている鍵が「ディスクシリンダー」や「ピンシリンダー」などの場合は、早めに鍵交換をすることをおすすめします。
鍵交換業者をお探しの場合は、弊社にご相談ください。弊社では、ディンプルキーをはじめとしてさまざまな鍵交換に対応しています。お家の鍵をより防犯性能の高いものにし、大切な資産や家族を泥棒から守れるようにしましょう。
鍵交換には時間もお金もかかりそう…?
鍵交換は、頻繁におこなうものではありません。そのため、いざ鍵を交換するといっても、時間やお金がどれくらいかかるか想像がつかないという方も多くいると思います。ここでは、鍵交換の費用相場などについてご紹介していくので、鍵交換を依頼する際の参考にしてみてください。
鍵交換にかかる費用相場
家の扉の鍵交換をする際は、交換する鍵の種類にもよりますが1~3万円が相場です。費用の内訳はおもに「鍵代」や「作業代」などです。基本的には、複雑な構造のものほど交換費用も高くなります。交換にかかる時間も鍵の種類によって異なりますが、数十分~1時間ほどかかるケースが多いです。
費用を抑えるためには料金比較するのがおすすめ
同じ種類の鍵であっても、業者ごとに交換費用が異なるケースがよくあります。なかには、同じ鍵で倍以上費用に差がでるということもあるのです。そのため、費用を抑えたいのであれば複数の業者から見積りをとり、料金を比べることをおすすめします。
業者選びに時間をかけたくない…そんなときは
鍵業者は古くから存在していて、今もなお数が増え続けています。そのため、数ある業者から見積りをとって料金を比べ、自分の要望にあったもの選ぶというのは面倒と思う方もいるかもしれません。
そんなときは、ぜひとも弊社にご相談ください。弊社では、数多くの加盟店を取り扱っているため、お客様のご要望に合わせた業者をご紹介させていただくことが可能です。また、相談口は24時間365日利用可能なので、お気軽にご利用できます。業者に鍵交換を依頼して、さくっとお家の防犯性を高めてみてはいかがでしょう。
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