サムターン取り外しで防犯は不便…快適で効果的な鍵へ交換する方法!
外出をするために鍵を開けたり、外から戻って鍵を閉めたりする際は、内側にあるサムターンをまわすと思います。サムターンはまわすだけで鍵の開け閉めがおこなえるため、お年寄りや小さい子供・手が不自由な方にも優しい鍵です。
しかし、近年ではその開閉のしやすさから「サムターンまわし」による不法侵入が増えており、防犯性に問題があるとされています。この侵入手口はサムターンの取り外しをおこなえば被害を防げます。しかし、サムターンの取り外しにはデメリットも存在するため、よく考えておこなう必要があるのです。
このコラムでは、サムターンを取り外すメリットやデメリット、サムターンまわしの対策法などをご紹介していきます。
目次
サムターンを取り外すメリットデメリット
サムターンまわし対策にはサムターンの取り外しが効果的ですが、サムターンを取り外すことにはデメリットも存在します。そのため、取り外すにしてもまずはメリットとデメリットを把握しておきましょう。ここでは、サムターンを取り外すメリットやデメリットをご紹介していきます。
確認しよう!サムターンとは
サムターンとは、鍵を扉の内側から開閉する際にまわすつまみのことです。鍵が施錠されている場合はサムターンが横に、鍵が開いている場合は縦になります。力がない方でもまわすだけで簡単に鍵の開閉できるため、広く普及しています。
空き巣の手口として多いのがサムターンまわし
サムターンはまわすだけで開錠をおこなえるため、空き巣に「サムターンまわし」をおこなわれる危険性があります。サムターンまわしとは、扉の外側から内側にあるサムターンを直接まわして開錠するという手口です。
この手口では、ドアの外側からドアスコープを取り外したり、ドリルでドアに穴を開けたりして、そこから特殊な器具を室内に差し込み、サムターンに引っかけて直接まわします。また、郵便受けやドアガラスなどを破壊し、そこから腕をいれてサムターンをまわすというケースもあります。
サムターンを取り外したら緊急時に不便…
サムターンまわしは、工具を使ってサムターンを取り外すことによって予防が可能です。しかし、サムターンを取り外したら、鍵の開閉をする際にいちいち工具を使ってサムターンの取り外しや取り付けをしなければなりません。そのため、緊急時にすばやく鍵の開閉ができなくなってしまい大変不便です。
サムターン脱着可能な鍵に交換するという手も!
防犯対策としてサムターンを取り外したいが、工具を使ったサムターンの取り外しや取り付けが面倒という方には、脱着可能なサムターンに交換するのをおすすめです。脱着可能なタイプは、工具を使わなくても簡単にサムターンの取り付けや取り外しがおこなえるため、お手軽にサムターンまわし予防ができます。鍵をサムターン脱着可能なものに交換したいという場合は、弊社にご相談ください。
サムターンの種類と交換方法
サムターンには、脱着可能なタイプ以外にもいくつか種類があります。ここでは、サムターンの種類をいくつかご紹介していきます。また、サムターンのおおまかな交換手順なども解説するので、サムターンの交換を検討している方は参考にしてみてください。
サムターンの種類
サムターンには、脱着可能なタイプ以外にもいくつかあります。ここでは代表的なサムターンの種類を見ていきましょう。
・スイッチ式
サムターンの上下または、左右についているスイッチを押しながらでないとまわらないタイプです。
・切り替え式/空転式
サムターンについているスイッチを押すと空転モードに切り替わり、再度スイッチを押さないとサムターンをまわしても開錠できない状態になるタイプです。
・卵型
サムターンが卵型のタイプです。卵型であるため、サムターンまわし用の器具を引っかける場所がありません。
・偏荷重式
1か所に重心が偏っている状態では、サムターンがまわらないタイプです。サムターンまわしがおこなわれる際は、基本的に重心がサムターンの片側に偏るため開錠ができなくなります。
上記の種類は、サムターンの中でも防犯性が高い鍵といえます。標準的な、つまみをまわして開け閉めするだけのタイプを使っている方であれば、こうした種類に交換することでより犯罪から身を守ることができるでしょう。
サムターン交換の前に
自分でサムターンの交換をする場合に必要なものは、プラスとマイナスのドライバーです。鍵に使われているビスはサイズが小さいので、取り外したときにはなくしてしまわないようにしっかりと管理しましょう。
サムターン交換の手順
サムターン交換のおおまかな手順は次のとおりです。
- ビスをドライバーで外す。ビスはサムターンの外側と内側の両方にあるケースが多いです。
- ビスを外して、フロント面を取り外す。フロント面とは、扉側面にある鍵の製品名が書かれている長方形の部品です。
- フロント面の下にサムターンを止めているビスがあるので、ドライバーで外してサムターンを取り外す。
- 新しいサムターンに交換し、ビスやフロント面を逆の順序で取り付ければ完了です。
交換作業をする際には、丁寧な作業を心がけましょう。乱暴な作業をおこなってしまうと、部品を破損させたり、ドアを傷つけてしまったりするおそれがあるからです。
自分で交換する自信がない…そんな場合は
サムターンの交換に特殊な工具は必要ありませんが、精密な作業が苦手という方には難しいかもしれません。交換がうまくいかなかった場合は、鍵の開閉ができなくなってしまうおそれがあります。そのため、自分でサムターンの交換をする自信がないという場合は、なるべく鍵業者に依頼するようにしましょう。
鍵業者をお探しの際は、弊社にご相談いただければお客様のご要望にあわせた業者をご紹介しています。相談/調査/見積もりは無料なため、まずはお気軽に相談してみてください。
玄関ドアにおけるその他の侵入手口と対策
鍵が進化して防犯性が高まるのにともなって、空き巣犯も侵入手口を次々と増やしています。ここでは、サムターンまわし以外の玄関ドアの侵入手口と対策方法を紹介していきます。
ピッキングの手口と対策
みなさんは、鍵穴に鍵を刺すとなぜ開くのかご存じでしょうか。鍵穴の中にはピンという部品があり、鍵を差し込むとその形状にあわせてピンが押し上げられます。このときにすべてのピンが決められた高さに押し上げられると、鍵をまわして開けられるようになるのです。
ピッキングは「ピンが特定の高さでそろうと、鍵をまわせるようになる」という特性を利用して、特殊な器具を鍵穴に差し込み直接ピンの高さを調節して開錠する方法をいいます。ピッキング被害を防ぐためには、「ディンプルキー」や「マグネットキー」などに交換することをおすすめします。
「ディンプルキー」は、横にギザギザした鍵山がない代わりに、表面にさまざまなサイズの丸いくぼみがある鍵です。「マグネットキー」は、鍵の中に磁石が埋め込まれている鍵です。これらの鍵は鍵穴内の構造が複雑になっています。ピンを決められた高さに揃えれば開けられる鍵ではないため、ピッキングに強く防犯性に優れているのです。
こじ破りの手口と対策
こじ破りは扉の隙間にバールなどを差し込み、扉や鍵を破壊して鍵を開ける手口です。特殊な技術や器具を必要としないため、被害が多い手口とされています。こじ破りはバールを差し込む隙間がないとおこなえないため、鍵と扉の隙間を埋められるガードプレードを取り付ける対策が効果的です。
防犯性の高い鍵は進化する…
空き巣犯は日夜、あの手この手で住宅へ侵入する方法を画策しており、年々侵入手口がより巧妙なものへと進化しています。しかし、侵入手口の進化に対して、鍵もより防犯性の高いものへと進化を繰り返しています。巧妙化する侵入手口に対抗するためにも、お家の鍵をより防犯性の高い鍵へ交換しましょう。
「お家の鍵の防犯性を高めたいけど、どの鍵にすればよいのかわからない」とお悩みの方は、ぜひとも弊社の無料相談窓口からお電話ください。鍵を交換して、防犯性の高い安全な家を実現してみてください。
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