ドアノブの修理交換!素人でも「たった30分」で取り替える方法

ドアノブの修理交換!素人でも「たった30分」で取り替える方法

ドアノブが回らなくなった。ドアノブが取れてしまった。ドアノブがガタガタになってきた。ドアノブは毎日使うものであり、その負担は使うごとにかかってきます。さまざまな不調を放置していると、部屋に閉じ込められてしまう可能性もあります。

とはいえ、ドアノブの修理なんて自分たちにできるのか。専門の知識が必要じゃないのか。家にあるドアノブは毎日目にするのに、修理やメンテナンスとなるとわからないことが多いですよね。

今回は、ドアノブの故障原因や対策法、自分でできるドアノブの交換方法を皆さんにお伝えします。ドアノブの不調に悩んでいる人だけでなく、ドアノブを変えて家をおしゃれな雰囲気にしたいという方も必見です。

交換前の下準備……ドアノブの規格確認・必要になる道具

ドアノブを修理するのって難しそう。そもそもドアノブを修理するなんて自分でできるのか。この項目では、そんな疑問やお悩みを解決するために、修理できる条件と用意するものを挙げてみました。

自分で交換できるかは【場所】と【交換したいドアノブの規格】で決まる!

室内ドアは木製であることが多く、ドアノブの規格(サイズ)が大きくてもドアを削って調整ができますが、玄関のドアは金属製が多いため、ドアノブの規格が大きくても削ることができません。

また、玄関のドアは防犯性が必要な部分であり、ドアの開閉だけでなく鍵がきちんとかかるかも重要なポイントとなってきます。トイレのドアノブは難易度は下がりますが、複雑になる玄関のドアノブはDIYに不向きといえるでしょう。

室内ドアは簡単だとお話ししましたが、自分で取り付けた際に不格好になってしまったというケースもあります。そのため、DIY初心者は客人の目につきやすいトイレや客間などドアノブ修理はあまりおすすめできません。

ドアノブの規格やタイプによっては取り付けが難しく、業者に頼んだ方がよい場合もあります。修理するのであれば、比較的に簡単なチューブラ錠タイプか円筒錠をおすすめします。チューブラ錠と円筒錠については、【丸型の場合】ドアノブの取り外しかたで詳しく説明します。

ドアノブの規格の確認方法

ドアノブの規格の確認方法は、ドアノブの種類によっても多少違いますが、大きく確認すべきポイントは3つあります。

  1. ドアの厚み
  2. バックセット
  3. フロント板のサイズ

1のドアの厚みについてですが、ドアと地面の間に定規を入れて厚みを測ってください。ドアの側面から測ると、でっぱりの部分が邪魔になってしまい正確に測れないので気をつけてください。

厚みを測るとき、エスカッション(鍵穴とドアの間にある板)は厚みに含みませんが、特殊なドアの場合はエスカッションを含む場合もあります。

2のバックセットはドアの角からドアノブの中心までの距離のことをいい、3のフロント板とは、ドアの側面にある金属の板のことで縦かける横のサイズを求めます。

これ以外にも、ドアの内側につまみがあるタイプはレバーハンドルの中心から内側のつまみまでの長さを測ることが必須になります。トイレ用のドアの場合は、フロント板がないので、ラッチボルト(鍵を閉めると出てくる、先端が三角になっている部品)の向きも確認します。

用意する道具

【必要なもの】

・ドライバー
プラスとマイナス両方用意してください。プラスドライバーはネジの開け閉めの際に、マイナスドライバーは台座を取り外す際に必要になります。

・千枚通し
特に、円筒錠を外す際に必須になってきます。詳しくは【丸型の場合】ドアノブの取り外しかたで説明させていただきます。ない場合は、つまようじや竹串などで代用できます。

・プライヤー
プライヤーとは、通常のペンチとは違い中央のジョイント部分をスライドさせることで、細いものに限らず太さや厚みのあるものを挟むことができる機具のことです。手元にない場合は、ペンチなどで代用可能です。

これらの3点は、ホームセンターやネットショップで購入が可能です。特にドライバーはドアノブ修理以外にも家電の修理やDIYによく使うので、家庭にひとつあると便利でしょう。

【あると便利なもの】

  • ボンド
  • 割りばし
  • パテ

ボンドと割りばしの役割としては、取り付け穴が大きくなった場合の穴埋めに役立ちます。パテも同じ役割です。釘は既存のものが紛失してしまった際に、予備で用意しておくと安心でしょう。

【丸型の場合】ドアノブの取り外しかた

【丸型の場合】ドアノブの取り外しかた

準備も終えたところで、いよいよドアノブの修理にとりかかります。今回は比較的にわかりやすい丸型のドアノブの取り外しかたを紹介します。丸型と一口にいっても種類によって取り外しかたが違うので、注意しながら外していきましょう。

1.ドアノブ部分を取り外す

ドアノブの取り出し方は、ドアノブにネジが見えているかどうかで違ってきます。ネジが見えているタイプ(チューブラ錠)は、ドライバーでネジを外して台座ごとドアノブを引き抜きましょう。

ネジが見えていないタイプ(円筒錠)は、握り玉の根元にある小さな穴に千枚通しのような細いものを挿しこみながら引き抜きます。

2.台座(丸座、座金)を取り外す

チューブラ錠の場合は台座ごと外しましたが、円筒錠のものはまだ台座が残っています。台座の横にある穴にマイナスドライバーを入れて外します。外れにくい場合は、ドライバーと壁の間に指を入れれば外れやすいです。

外れたら、ドーナツ型の丸座裏金が出てきます。そこについているネジをドライバーで外し丸座裏金と外側のドアノブ部分を外しましょう。

3.フロント部分(ラッチのある部分)を取り外す

最後に、フロント板についているネジをドライバーで外し、ラッチ(先端が三角になっている部品)をフロント板ごと外します。これでドアノブが外れました。

ドアノブによくある故障原因と対処法

「ドアノブの規格を確認したりドアノブの取り外しってめんどくさそう……。」しかし、ドアノブの故障原因によっては簡単にドアノブが修理できるかもしれません。

ガタガタして外れかかっている

ドアノブがガタガタして外れかかっていたりハンドルレバーが斜めに垂れ下がっている場合は、ドアノブのネジに問題があるかもしれません。ネジが緩んだり紛失したり中で折れているおそれがあります。

ドアノブについているネジは、種類によっても違いますがドアノブの側面か下部についている場合が多いです。円筒錠の場合は、台座部分のネジに不備がある可能性があるので、一度ドアノブ部分を外しましょう。

ネジが緩んでいるときは、ドライバーや六角レンチで締め直します。ネジが紛失されていた場合は、サイズを測ってネジを購入してつけましょう。ドアノブ用のネジは一般的に売られていないものもあるので、その場合は業者に相談した方がよいでしょう。

中で折れてしまったネジは、軸の部分が出ている場合はペンチなどで引っこ抜いて新しいネジと交換しましょう。軸がすべて埋まってしまった場合は、専用のネジ抜き工具を使用しましょう。

ラッチ部分が破損している

ラッチ部分が破損している場合は、ラッチ部分だけを交換しましょう。ホームセンターやネットショッピングでラッチを売っています。しかし、ラッチなら何でもいいというわけではなく、今使用しているラッチと同じ型のものを使用しなければなりません。

同型のラッチを探すポイントは、以下のとおりです。

  • メーカー名(製造元)
  • 品番
  • バックセット
  • プレートの形
  • ドアの厚み

ラッチのメーカー名はプレートに、品番は本体に書かれていることが多いです。その2つがわかればインターネット検索から購入することも可能です。また、ホームセンターで購入する場合はラッチそのものを持っていき、店員に相談するとよいでしょう。

ただし、ラッチというものはとても繊細なものであり、寸法間違いや取り付けにずれが生じたり固定が甘かったりするとドアの開閉ができなくなってしまいます。ラッチを取り付けようと思っているかたはDIYに慣れているかたにおすすめします。

ドアの開閉が動かない・経年劣化で傷んでいる

ドアが動かないなどドアそのものに異常がある。劣化や錆びつきでドアノブが傷んでいる場合はドアごと交換した方が無難です。ドアの開閉に問題がある場合、ドアノブ以外にも鍵や建てつけに問題があるケースもあります。

また、ドアノブが劣化や錆びついているということはドア自体も劣化や錆びついている可能性が高いです。ドアノブだけを交換しても、開かなかったりドアノブが外れてしまうケースがあります。

DIYはリスクがつきもの…プロに依頼するのもひとつの手段

DIYはリスクがつきもの…プロに依頼するのもひとつの手段

ここまで見ると、DIYって簡単そうだし私もやってみたいとお思いかもしれませんが、DIYには失敗やリスクがつきものなのです。作業中に工具が壊れたりネジがなくなったり、ネジの頭が潰れてしまったという失敗はよくある話です。

また、もともと取り付けてあったドアノブと違う種類を付け替えたがために、ドアノブを取り付けたはいいがドアが穴だらけになってしまったので見栄えが悪くなってしまったというケースもあります。

ドアノブ修理用に工具やドアノブを買ったはいいが、失敗してしまってはお金と時間の無駄になってしまいます。自分で直すのが不安だと思うかたや同型のものを探すのが面倒だと思うかたは業者に相談した方がよいでしょう。

まとめ

先頭にも書いてありましたが、ドアノブの故障が原因で部屋に閉じ込められてしまったというケースは珍しくありません。SNSを見てみると、ドアノブの故障で部屋に閉じ込められた写真もあります。

閉じ込められてしまった場合の対処法に、厚紙やカードをドアとドアの隙間に入れラッチを動かしてドアを開けるという方法もありますが、閉じ込められて部屋によっては厚紙やカードなんてないというケースもあります。

そんな状況で、携帯電話のような外部と連絡がつくものも手元になかったらと思うとゾッとしませんか?ドアノブに少しでも異常を感じたときは、自分でドアノブを修理するか、業者と相談して修理してもらいましょう。

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