鍵の種類はさまざま!交換する前に知っておきたい種類と特徴

鍵の種類はさまざま!交換する前に知っておきたい種類と特徴

鍵の種類は、さまざまなものが存在しています。従来型が進化して防犯性に優れたものや、最新テクノロジーで進化した鍵まで、それぞれ特徴があり、防犯性の高さも違ってきます。

そんな数多くある鍵のなかから、1つを選ぶとなると、まず「鍵の種類がそんなにあるとは知らなかった」「どれが家にあっているの?」と悩まれる方が多くいるでしょう。

そこで、このコラムでは従来型の鍵から進化したもの、最新テクノロジーで防犯性に優れたものまでご紹介していきます。鍵を交換したい方や、交換しようと迷っている方はぜひ参考にしてみてください。

住宅で使用されるシリンダー錠!種類も豊富!

住宅でよく使用されているものは「シリンダー錠」という種類のものです。「いま使っているよ!」という方も多いかと思います。一般的に使用されているシリンダー錠ですが、そのなかにも種類があるのです!この章では、従来型から進化を遂げて防犯性に優れたシリンダー錠をまとめていきます。

従来型【ディスクシリンダー錠】

少し古い家で使用されているシリンダー錠は「ディスクシリンダー錠」という鍵の種類になります。このディスクシリンダー錠は、とてもシンプルな作りになっており、鍵の先端にかけて1つの溝があります。

とてもシンプルな構造のため、今では簡単にピッキングができてしまい、防犯性に欠けています。そのため、ディスクシリンダー錠を使用されている方は、新しい防犯性に優れた鍵に交換することをおすすめします。

進化を遂げた【ロータリーディスクタンブラー錠】

従来型のディスクシリンダー錠の後継「ロータリーディスクタンブラー錠」をご紹介します。進化を遂げたロータリーディスクタンブラー錠は、内部のパーツが別々に作られているため、防犯性が従来型より優れています。コスパもよく、シンプルで防犯性が高い鍵といえます。

しかし、鍵を複製する際には正しくコピーをしないと、鍵穴に差し込んだ際に抜けなくなるおそれがあります。複製をするときには、信頼のおけるプロにコピーをしてもらいましょう。

家の鍵で使用されているものは、こんなものも

上記では、一般家庭でよく使われている鍵をご紹介しました。先ほどに挙げた鍵以外でも、住宅に使用されている鍵はまだ多くあるのです。まず、ご紹介するのは【ディンプルシリンダー錠】です。

ディンプルシリンダー錠とは、「ピンシリンダー錠」という従来型を新しく複雑な形として作られたものです。ディンプルキーは、さまざまな組み合わせが可能とされていて、約5兆通りにも渡ると言われています。そのため、防犯性が高く、ピッキングして開けることは難しいでしょう。防犯性をより高めたいという方におすすめの一種です。

続いて、「マグネットタンブラーシリンダー錠」という種類についてご紹介していきます。この種類は比較的に新しい鍵のタイプです。名前の通り、マグネットが埋め込まれています。マグネットは鍵と錠前についているため、反発しあうことにより、ピンが押し上げられ、錠内が回転し解錠できる仕組みです。

マグネットがないと作用しないため、ピッキングで開錠するのはほぼ不可能といえます。しかし、マグネットのため使い続けると磁力が弱まり、マグネットが落ちてしまうおそれがあります。そのため、定期的なメンテナンスが必須です。

鍵とドアノブも一緒に変えたい方におすすめ!

鍵とドアノブも一緒に変えたい方におすすめ!

前述では、鍵だけに着目点を置いていましたが、なかには「鍵だけでなく、ドアノブも変えたい!」という方も多くいらっしゃるかと思います。実は、鍵とドアノブどちらも変えられるものがあるのです!数ある鍵の種類から、複数個をご紹介していきます。

丸いドアノブが特徴的な【インテグラル錠】

古いアパートやマンション倉庫で使われているのが、インテグラル錠です。持ち手が丸く、ポピュラーな作りのものになっています。鍵穴も中心部にあるので、暗くても比較的すぐに鍵穴に差し込めるかと思います。

しかし、このインテグラル錠は屋外に適さないと言われています。なぜかというと、アパートなどに付けられてる鍵がノーマルのピンシリンダー錠だからです。

しかし、鍵だけの交換も可能なので、ドアノブはこのままがいいと!という方は鍵だけの交換をすれば問題解決です。そしてインテグラル錠に交換したい方も、鍵だけを変えてしまえば防犯性を高めることができます。

アンティークでおしゃれな【サムラッチ錠】

続いてご紹介するのが、「サムラッチ錠」というアンティーク調でおしゃれなドアノブです。サムラッチ錠は、「サムピース」という引手上にある小さな突起物のことをさします。このサムピースを下に下げながら、引手を引くことによりドアを開けることができます。

このサムラッチ錠は、装飾錠とも呼ばれています。サムラッチ錠でもすべてが同じデザインというわけではないため、自分の好みのデザインを見つけて交換することをおすすめします。

景観を損なわない【プッシュプル錠】

「プッシュプル錠」は上記にご紹介した、サムラッチ錠の後に作られた形状のものです。最近建てられた、アパートやマンション一軒家によく見られるドアノブですよね。こちらは、サムラッチ錠よりドアの開け方がとても楽です。

開け方は、開錠したあとに引手を引くだけでドアが簡単に開けられます。このプッシュプル錠もさまざまな色や形があるため、家に合った色合いや形を選ぶと、統一感が出て景観がさらによくなるでしょう。

住宅の鍵が最新テクノロジーで進化、3つの種類とその特徴

前章までは、通常の鍵をご紹介しました。この章では、最新テクノロジーを使用した進化した鍵の種類についてまとめていきます。コストをかけてもいいから、防犯性を高めたい方必見です。

カードを差し込むだけで開閉完了【カードキー】

最近のオフィスビルやホテルなどで使用されているカードキー。鍵を持たずに、カード1枚だけあれば簡単に入ることが可能です。そしてなにより、注目したい点は、防犯性の高さでしょう。鍵穴が存在せず、ピッキングされるおそれがないことと、カードキーは複製が難しいため防犯対策としてとても有効です。

しかし、鍵と同様にカードも失くしやすい点があります。カードキーはオートロックも兼ねて揃えているため、カードキーを持たずに出てしまうと締め出されてしまうなどの欠点も存在しています。カードキーに変える際には、カードキーをカードケースに入れたり、決められた場所に置くなどの対策が必要です。

鍵は必要なし、便利な【暗証番号キー】

「暗証番号キー」は鍵が必要なく、暗証番号を入力するだけで開錠ができます。なので、勝手に開けられることはなく、鍵を紛失するおそれもないという魅力があります。しかし、暗証番号キーで気を付けなければいけない点が、いくつか存在します。それが、以下の点です。

  • 暗証番号を忘れない
  • 暗証番号を入力している際に盗み見されないようにする
  • 暗証番号をメモした紙やスマホの画面を見せない

上記3つに気を付ける必要があります。暗証番号だけで開錠ができるのはとても便利ですが、その分リスクが付きものです。暗証番号の管理には、注意する必要があります。

指紋ひとつで開錠【指紋認証キー】

こちらの指紋認証キーは、防犯性が非常に高いです。登録している人物でないと入れないため、他人が出入りすることは、ほぼ不可能でしょう。そして、オートロックが搭載されていて、いちいち鍵を閉める必要がありませんので、忙しい方にとってはとても便利な鍵でしょう。

しかし、費用が高額なため一般家庭に馴染んでいないのが現状ですが、防犯性の高さから少しずつ使用している家庭も増えてきています。

鍵の交換は自分でできる!その方法とは

鍵の交換は自分でできる!その方法とは

鍵交換は基本的に業者に依頼することが多いです。しかし、交換費用を抑えたい!と思っている方も多くいらっしゃるのではないでしょうか?そこで、鍵交換の仕方と注意したい点についてご紹介していきます。最初に交換の仕方からまとめました。

  1. 鍵を交換する前に製品確認をおこないましょう
  2. プラスドライバーで側面プレートのネジを外し、プレートを外す
  3. マイナスドライバーもしくはベンチで、シリンダーをとめているピンを外し、シリンダーも外しましょう
  4. 取り付ける穴を確認して、新しいシリンダーに取り換えましょう
  5. 外したピンを差し込み、シリンダーが抜けないようにとめる
  6. 側面プレートを戻し、鍵を差し込み回して出入りがスムーズにできるかの確認をおこなう

以上のような手順でおこなうことで、鍵交換ができます。あらかじめ、プラス・マイナスドライバー、ベンチを準備しておきましょう。そして、鍵を選ぶときは側面のプレートにメーカーや型番が記載されているので、適合したものを選ぶようにしましょう。次に、取り付けるとき、気を付けたい点をご紹介していきます。

メーカーや型番に合わない鍵を購入してしまうと取り付けしようと思ってもできません。ドアが閉まらなくなってしまうおそれも出てきてしまうため、必ず確認してから購入してください。

交換する際に、鍵の種類により小さなネジや部品が出てきます。なくさないように、入れ物を用意して取り外した部品は入れておくようにしてください。取り付けるとき、ドライバーを使う際も注意が必要です。入らないからといって無理やり押し込んだりしてしまうと、壊れてしまうおそれが出てきます。

ネジを締めるときも、締め付けが緩すぎると……。鍵がグラグラな状態になり、鍵を開けようとすると開かなくなってしまうことがあります。ネジを締めるときはキツクしましょう。

この一連の作業でシリンダー錠の交換が可能ですが、手順がわからなくなった交換方法には書いていない部品が出てきたそんなときは、一人でおこなわずに業者に依頼を出しましょう。

自分でできない!時間がない!そんな方は、業者に依頼を

鍵交換が自分ではできない!そもそも時間がない!といった方は業者に依頼を出すことをおすすめします。賃貸に住んでいる方であれば、一度不動産屋に連絡を入れると提携している鍵屋さんに依頼してくれるでしょう。

アパートではなく、一軒家にお住まいの方などは鍵のプロである業者に相談してみてはいかがですか?業者であれば、数多くある鍵の種類から選んでもらえたり作業がスムーズで失敗することもないでしょう。金額や、取り付けるものや業者によって価格が変動するため、業者の下調べが重要になってきます。

業者を選ぶ際に注目したいポイントは、「価格が妥当か・口コミでの評判・電話対応」などに注目してみましょう。いくら早く施行してくれたとしても、態度が悪かったりしたら気分はよくないですよね。なので、選ぶ際は慎重におこないましょう。

まとめ

上記に渡り、さまざまな鍵の種類をご紹介していきました。従来型から進化したものや、最新テクノロジーを使用した鍵までありましたね。防犯性が高いものや、景観を重視できるドアノブも種類が豊富です。

ご家庭に合った鍵を選んで、安心して日常を過ごせるようにしましょう。自分で交換も可能ですが、自分でできない、時間がないという方は業者に相談してみてはいかがですか?

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