ロッカーの合鍵作成の手順は?複製品・純正品それぞれのケースで解説
ロッカーの合鍵の作成は、元の鍵がなくてもできます。ロッカーの鍵の作成は特別な技術が必要ないため、基本的にどの鍵業者でもできるはずです。ただし、合鍵が欲しい状況によっては、鍵業者以外に発注して合鍵を手に入れることもあります。
このコラムでは、ロッカーの合鍵が欲しいときに発注に役立つ方法をご紹介します。合鍵の作成にかかる時間や料金の目安、スムーズに作成するための事前準備など、ロッカーの鍵に関して知りたい情報を詰め込みましたので、ぜひご活用ください。
目次
ロッカーの合鍵作成をスムーズにする事前準備
ロッカーの鍵が欲しいときの事前準備の方法をご紹介します。合鍵が欲しいときの状況別にまとめましたので、自分に近い状況を参考にしてみてください。
元の鍵がない、メーカーがわからない場合
ロッカーの合鍵は元の鍵がなくてもロッカーのメーカーや鍵番号がわかれば、依頼することが可能です。また、鍵はあるけどロッカーのメーカーがわからないという場合には、鮮明な鍵の写真があれば対応してくれる鍵業者もあります。
鍵もなく、ロッカーのメーカーもわからないという場合には、ロッカーに預けたものを取り出すためにロッカーの管理元に連絡するか、鍵業者に連絡して開錠してもらいましょう。
会社の鍵の場合には、上司に報告してください。会社でスペアキーを管理していることが多いです。鍵をなくしてしまったときには、拾った人が悪用するおそれがあります。重要な書類の入ったロッカーであれば、鍵の交換などの対処が必要です。
ロッカーの合鍵を発注するとき必要な情報
ロッカーの合鍵を作成する際に知っておきたい情報をまとめました。これだけわかっていれば、実物がなくても合鍵を発注することが可能ですので、4つのことを参考にしてみてください。
1.ロッカーのメーカーかロッカーの鍵のメーカー
ロッカーの端や内部に貼り付けられているシールに、ロッカーのメーカー名が記してあります。もしロッカー本体のメーカーがわからなくても、鍵のメーカーがわかればそれでも作成できることがあります。同タイプのロッカーが近くにあれば、同じメーカーの可能性が高いです。同タイプのロッカーの鍵がほかにあれば、一度確認してみてもよいでしょう。
2.ロッカーの鍵穴にある鍵番号
鍵穴の付近に鍵番号が彫刻してあります。アルファベットや数字の羅列であることが多いです。メモにとっておきましょう。
3.鍵の使用用途
ロッカーの合鍵作成であれば、しっかりロッカーの鍵であることを伝えます。ほかの鍵との混同を防ぐためです。
4.メーカーや鍵番号がわからないとき
ロッカーのメーカーや鍵番号がわからないときには、ロッカーの全体が映った写真や、鮮明に映った鍵の写真などを用意しておくと、鍵の種類を判断してもらえる場合があります。
メーカー純正の合鍵が欲しいなら……
近所の鍵屋やネットの合鍵業者に合鍵を依頼すると、はやく手に入るかもしれませんが、メーカーの刻印のない複製品となります。メーカー名の刻印のある純正品が欲しい場合には、メーカーに依頼して鍵を注文することになります。詳しくは、次の項目でご紹介しているので、参考にしてみてください。
ロッカーの合鍵作成にかかる時間と費用
ロッカーの合鍵を近所の鍵屋さんに依頼する場合には、通常なら数分で作ることができます。しかし、純正品が欲しい場合や、鍵をなくして交換となった場合には、鍵の取り換えなど作業が増えます。作業にかかる時間と費用相場もあわせてご確認ください。
鍵の複製品を作るときの費用と時間
ロッカーの鍵としてよく使用されているのは、鍵の片側がギザギザとしたピンタンブラーキーです。街の鍵屋さんやホームセンターなどで鍵の複製を依頼すると、300~1,000円ほどが相場となります。作業は5~10分ほどであるため、時間はかかりません。お店の混雑具合によりますので、急いでいるときには鍵屋さんに事前に確認しておきましょう。
純正の鍵を注文したときの費用と時間
純正の鍵をメーカーから取り寄せる場合には、鍵屋さんやネット通販でおこなうことができます。費用は3,000~5,000円ほどかかり、時間は2週間~5週間ほどかかることがあるため、急ぎのときには向きません。どうしても純正の鍵でないといけない理由がある場合には、この方法で手に入れることが可能です。
鍵を交換するときの費用と時間
鍵の交換を業者に依頼する場合には、10,000~20,000円ほどの費用が相場としてかかります。さらに出張費など別途費用が加算されることがありますので、具体的な費用は業者にご確認ください。
交換の時間は数10分~1時間ほどとなる場合が多いですが、立ち会いが必要であったり、双方のスケジュールの関係があったりするため、すぐに依頼できないことも考えられます。時間に余裕をもっておきましょう。
会社のロッカーやコインロッカーの鍵を紛失したら……
会社のロッカーや駅などに設置されているコインロッカーの鍵を紛失したときには、正しい対処方法をとることが大切です。黙っていると重い処分がくだったり、預けていたものを紛失してしまうおそれがあります。
1.管理者に連絡する
会社のロッカーの場合には、上司に報告をしましょう。上司がスペアキーを所持していることがあります。コインロッカーの場合には、ロッカーに記載してある管理者に電話などで連絡をとります。
2.鍵を開けてもらう
会社のロッカーの場合には、スペアキーを管理していることが考えられますので、ロッカーの鍵を開けてもらい、中に入っていたものを取り出します。
コインロッカーの場合には、管理者に開けてもらい、中に入っていたものを取り出しましょう。この際に、身分証の提示やロッカーの中身を聞かれる場合があります。
3.鍵を開けてもらったあとの処理
会社のロッカーの場合には、会社規定の鍵の作成費用を負担することがあります。また、始末書の提出や、過失が大きいと判断されたときには、減給や謹慎などの処分がくだることもあります。これらは会社の方針によって異なるため、指示に従いましょう。
コインロッカーの場合には、防犯上の問題があるので鍵交換の手段がとられることが多いようです。鍵の交換費用として、3,000~5,000円ほど負担しなければならない場合があります。交換費用は管理会社によるので、そのときに確認してください。近年ではICカードや暗証番号が鍵となるタイプがあります。このタイプのときには、鍵の交換が必要ないため金銭的な負担がない場合が多いです。
まとめ
ロッカーの合鍵の作成は、難しいことではありません。鍵さえあれば、鍵屋さんで数分もあれば作ってもらうことができます。何らかの理由で純正の鍵が必要であったり、鍵本体を所持していなかったりするときには、必要な情報があれば手配することが可能です。それぞれの手順で発注してみてください。
会社のロッカーの鍵をなくしてしまった際には、自分の立場も揺るがしてしまうかもしれません。しかし、隠していては処分も重くなってしまうおそれがあります。起きてしまったことは仕方がありません。正直に報告するようにしましょう。
ロッカーの鍵はなくしてしまっても、対処することが可能です。状況にあった適切な手順をとりましょう。
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