南京錠の鍵をなくしたときの対処法|業者やピッキングについても
南京錠の鍵をなくした場合は、鍵業者に依頼することをおすすめします。ヘアピンを使ってピッキングする手段もありますが、鍵の知識がない方には難しいですし、施錠の役割を果たす錠前を傷つけてしまうおそれもあります。
また、ハンマーなどを使って壊して開けると錠前はもう使えなくなってしまいますし、誤ってケガをしてしまう危険もあるのです。
こちらのコラムでは、ヘアピンやハンマーなどを使った解錠方法をご紹介していますが、それらはあくまでも緊急時の対処法です。実践する場合は、くれぐれもケガなどしないようにお気をつけください。安全に解錠したいときは、鍵業者への依頼も検討してみましょう。
目次
南京錠は「ヘアピン」で開けられる場合がある
南京錠はヘアピンを使うことで、解錠できることがあります。そのため緊急の場合であれば、身近にあるヘアピンを使って解錠してみるのもひとつの手です。
ただしヘアピンを使って南京錠を解錠する方法は強行手段ですので、錠前を傷つけてしまうおそれがあります。またコツが必要ですので、初めておこなう方であればうまくいかずに失敗してしまうかもしれません。これらのリスクを踏まえたうえで、実践するかどうかを決めましょう。
ヘアピンを使った解錠方法
ヘアピンで解錠する場合は、まず必要な道具をそろえましょう。解錠にはヘアピンが2本必要です。また、ヘアピンを曲げるためのペンチあると便利です。道具を用意できたら、以下の手順に沿って作業をおこないます。
1.ヘアピンを曲げる
ヘアピンは最初U字の状態になっているので、作業がしやすいようにペンチなどで加工します。1本は直角を作るようにL字の形に、もう1本はまっすぐなI字の形にしてください。
2.L字のヘアピンを入れる
次に、L字の形になったヘアピンを鍵穴にさしこみます。さしこんだら、鍵を回す方向に力を入れましょう。
3.I字のヘアピンを入れる
今度は、I字のヘアピンを鍵穴にさしこんで、しばらく動かします。ヘアピンを動かすことで、鍵穴の内部にある「ピン」という部品が動きます。このピンが正しい位置にくると解錠をすることができるので、手探りで動かしていきましょう。
ここまでの作業をおこなうことで、鍵を紛失してしまった場合でも解錠することができます。しかしピッキングは、ほかの方の鍵に対しておこなえば犯罪になります。くれぐれも悪用はしないようにしましょう。
安全ピンでも代用はできる?
解錠作業はヘアピンでなくとも、安全ピンなどで代用することができます。上記でもご説明をしたように、ヘアピンの役割はピンを操作することと、錠を回すことです。そのため、細長くL字に曲げられる形状の固いものであれば、代用することができるのです。
ヘアピンや安全ピン以外にも、クリップや針金などを使うこともできます。ご自宅にある身近なものを探してみるとよいでしょう。
ヘアピンや安全ピンで解錠ができることもありますが、これらはピッキングに特化した道具でもないため、なかなかうまくできないこともあります。解錠ができない方は、業者に依頼をしたほうが、安全かつ確実に対処をすることができるのでおすすめです。
弊社では、南京錠の開錠をおこなっている業者が加盟しております。業者に依頼をしようとお考えの方は、ぜひご利用ください。
ピッキングが難しいときは破錠という手もある
ヘアピンなどでピッキングをする方法以外には、南京錠を壊してしまう方もあります。ただし破錠は、パワーのある道具を使っておこなうことになります。しかし、正しく使用しないと事故につながるため、慎重に作業をしましょう。
ハンマーを使う方法
南京錠は、引っ掛けることで施錠の役割を持つ「ツル」と呼ばれる部品があります。このツルを引っ張りながら南京錠の本体をたたくことで、開錠が可能です。しかし、ヘアピンなどを使って解錠する方法と違って、南京錠が壊れてしまうリスクが非常に高いので、注意しましょう。
スパナを使う方法
スパナを使う方法は、てこの原理を利用して南京錠のツルを破壊します。ツルを破壊するには2本のスパナが必要ですので、用意ができたら以下の手順に沿って作業をおこないましょう。
【作業の手順】
1.ツルの両端をそれぞれ2本のスパナで挟む
南京錠のツルの根元を2本のスパナで挟みましょう。スパナを挟む向きは、南京錠に対して正面からおこなってください。
2.スパナ同士の内側に力をこめる
スパナを挟んだら、内側に力をこめます。力をこめることでてこの原理により、ツルを壊すことができます。
これらの方法は、ピッキングと同様に悪用をすれば犯罪です。決して悪用をしないでください。また南京錠を壊したら、残念ながら再び使用することはできません。同じように施錠をしたい場合は、新しい錠前を取り付けましょう。
また南京錠には、鍵によって解錠をおこなう「シリンダー錠」タイプと、番号によって解錠をおこなう「ダイヤル錠」タイプがあります。新しい錠前を取り付けるときは、今回のようなシリンダー錠タイプでなく、ダイヤル錠タイプのものにすると、鍵の紛失によるトラブルをなくすことができるでしょう。
弊社では、解錠作業や錠前の取り付けなどを請け負っている業者をご紹介しています。そのため、「南京錠を壊す作業は危険そうだから任せたい」「南京錠を壊したけど、もっと高性能な錠前を取り付けたい」などの要望にもお応えすることが可能です。そのようなときは、ぜひ弊社にお任せください。優良な業者をご紹介させていただきます。
南京錠の鍵の紛失で困ったときは業者へ相談がオススメ!
南京錠の鍵をなくしたときに、自力で解錠するには「ピッキングをする」「破錠する」のふたつの方法があります。しかしこれらの方法はコツが必要であったり、作業にリスクがあったりします。そのため、一番よい方法は業者へ依頼をすることでしょう。
トラブルの対策をおこない業者に依頼をすることで、南京錠の鍵に関する専門的な知識がなくとも、開錠をしてもらうことが可能です。また新しい錠前の取り付けをお願いすることもできるので、セキュリティ面も安心です。
業者へ依頼をするときに心配になってしまうのが料金トラブルですが、そのような問題は「業者の下調べをおこなう」「明瞭な見積りをとる」という点を意識しながら業者を選定することで、リスクを減らすことができます。それぞれのポイントについてご紹介します。
業者の下調べをおこなう
事前に業者の下調べをすることで、減らすことが可能です。料金トラブルなどを起こしてしまう業者は、ホームページに情報が十分に記載されていないケースがあります。そのため業者に依頼をしようという方は、会社情報や実績の有無をホームページで確認しておくことをおすすめします。
明瞭な見積りをとる
見積りをとるのもトラブルを防ぐのに有効です。作業をしてもらう前に見積りをとることで、だいたいの費用を知ることができます。
ただし見積りの基準は業者によって異なり、見積り以外に追加料金が必要になるところもあるので、内訳内容にはしっかりと目を通しておくと、トラブルのリスクを減らすことができるでしょう。
弊社には信頼できる業者が多数加盟しているので、ご紹介することが可能です。弊社は見積り以上の費用を頂かないので、安心してご依頼してもらうことが可能です。また疑問点や不明点は、24時間受付をおこなっているコールセンターに尋ねていただくことで、解消することができます。南京錠はもちろんのこと鍵全般のお困りごとがございましたら、お気軽にご相談ください。
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