鍵が抜けにくい!4つの原因と鍵が抜けないときの対処法
「力を入れないと鍵が抜けない……」「最近、鍵が抜けにくいな……」と感じたら、要注意です。このまま鍵が抜けにくい状態を放置すると、最悪の場合、抜けなくなってしまうことがあります。
鍵が抜けにくい状態というのは、日々の汚れの蓄積や異物のつまりが原因で引き起こされます。そのため、メンテナンスを怠ると鍵が抜けにくい状態になってしまうのです。
本コラムでは、鍵が抜けにくいときの対処法や原因、メンテナンスの方法を解説していきます。鍵トラブルの解決を業者に依頼したときの費用相場についてもまとめてあるので、ぜひ参考にしてください。
鍵が抜けにくいときの対処法
鍵が抜けなくなってしまったら、無理に抜いてはいけません。最悪の場合、鍵が鍵穴の中で折れてしまうことがあります。ここでは、鍵が抜けなくなったときにできる対処法をご紹介いたします。
まずは落ち着いて、鍵の確認を!
鍵が抜けないときにはまず、間違った鍵をさしていないかどうかや、鍵を回す方法はあっているかを確認しましょう。違う鍵をさして無理やり動かすと、鍵が折れてしまう原因となります。急いでいるときなどはとくに起こりやすいので、落ち着いて鍵を確認してみてください。
鍵が抜けないときの対処法
正しい鍵をさしているのに抜けなくなったときは、鍵を少しずつ小刻みに動かしましょう。
劣化している鍵の場合、少しのホコリや小さなゴミなどの異物により抜けなくなることがあります。この場合は、鍵穴の内部で異物が引っ掛かって抜けないだけなので、力を入れずゆっくり回したり上下に動かしたりすることで、すんなりと抜けることがあるのです。
抜けないからといって無理やり引き抜いてはいけません。力を入れてガチャガチャと鍵を回してしまうと、鍵穴が傷ついて破損の原因となるおそれがあるためです。破損してしまうと鍵交換をしないといけなくなります。
もし、小刻みにゆっくり動かしてみても抜けないときは、鍵業者に依頼をしましょう。業者であれば、鍵を故障させることなく確実に抜くことができます。
鍵を開けたら早めに対策を!
鍵が開いて、抜くことができたら、すぐにメンテンナンスをおこないましょう。
メンテナンスをしないで放置してしまうと、また鍵が抜けなくなってしまいます。一度目は、自力で抜くことができても、二度目は自力で抜くことができるかはわかりません。
もし、鍵が抜けないままの状態になってしまったら、鍵業者に依頼して開けてもらいましょう。再び鍵が抜けなくなる前に、鍵業者にメンテナンスや鍵の交換を依頼することをオススメします。
次の章からは、鍵が抜けにくい原因やメンテナンス方法についてご紹介します。
鍵が抜けにくい原因はなに?
鍵が抜けにくくなっているのは、鍵を間違えていない限り、鍵穴か鍵自体に原因があります。鍵が抜けにくいときの解決方法の前に、なにが原因で起きているのか知っておきましょう。それは、原因によって解決方法が違ってくるからです。ここからは、鍵が抜けにくい原因について解説していきます。
抜けにくい原因1|異物がつまっている
鍵穴にホコリや小さいゴミなどの異物がつまっていると、抜けにくくなります。「たかがホコリや小さいゴミで鍵が抜きにくくなるの?」と思われるかもしれませんが、鍵穴は防犯性を高めるために小さい部品で複雑かつ精密に設計されているため、ホコリや小さいゴミで鍵の接触が悪くなり、鍵が抜けにくくなるのです。
抜けにくい原因2|潤滑油が減っている
鍵穴は鍵の滑りをよくするために潤滑油が塗られています。なにも手入れをしないまま鍵を使用し続ければ、潤滑油は減少してしまうものです。
潤滑油が少なくなると、鍵穴と鍵の摩擦が強くなります。そのため、スムーズに鍵が入らなかったり、抜けにくくなったりするのです。
抜けにくい原因3|鍵の変形
鍵が変形していると、抜けにくい状態になることがあります。鍵は金属でできているため、長年使用すると摩擦で鍵がすり減って変形するからです。そのため、鍵のかみ合わせが悪くなってしまい、抜けにくくなります。
抜けにくい原因4|鍵穴の故障
鍵に異常はないのに、鍵穴とうまく噛み合わないと感じたら、鍵穴が故障しているかもしれません。鍵穴の部品が破損していると、鍵穴にささらない、ささっても抜けないといったことが起きてしまいます。
鍵が変形したり、鍵穴が故障していたりする場合は、自力で直すことが難しいです。鍵穴は繊細なため、自分で直そうとすると被害が悪化してしまうおそれがあります。
そのため、鍵に関する修理は業者に依頼することがオススメです。弊社にご連絡いただければ、鍵の修理にすぐ対応できる業者をご紹介しております。
鍵が抜けにくいときのメンテナンス方法
ここからは、鍵が抜けにくいときのメンテナンス方法をご紹介していきます。間違った方法でメンテナンスをおこなうと、状況が悪化するだけでなく、故障してしまうかもしれません。そのため、鍵が抜けにくいと思ったら、正しい方法でメンテナンスをおこないましょう。
正しいメンテナンス方法
鍵が抜けにくいときに自分でできるメンテナンスの方法をみていきましょう。鍵のメンテナンスの手順は、以下のとおりです。
1.鍵穴の異物を掃除機で吸う
掃除機で鍵穴の異物を吸うときは、ヘッド部分を外して鍵穴に密着させてください。パソコンのキーボードを掃除するエアダスターを使ってもよいです。
2.鍵を古い歯ブラシなどで掃除する
軽く掃除をおこなうようにしましょう。くぼみが多いような鍵は汚れが溜まりやすいため、丁寧に磨いていきます。
3.鍵専用の潤滑油を使う
潤滑油を鍵穴にスプレーします。これは、鍵の滑りをよくするための作業です。以下でも説明しますが、潤滑油は必ず鍵専用を使いましょう。
4.鍵の溝や切り込みを鉛筆でなぞる
鍵の溝や切り込みを鉛筆の芯でなぞるように塗っていきましょう。鉛筆の芯に含まれている黒鉛は潤滑油の代わりになるため、鍵専用の潤滑油がなければ、鉛筆で代用することができます。
5.鍵を鍵穴に数回抜き差しを繰り返す
潤滑油をなじませて滑りをよくするために、数回抜き差しを繰り返してください。
この手順で定期的なメンテナンスをおこなえば、鍵が抜けにくい状態は解消されるでしょう。
間違ったメンテナンス方法
よかれと思ってやっていることが、じつは状況を悪化させていた。そんなことにならないように、間違ったメンテンナンス方法も確認しておきましょう。以下の2点に注意してください。
・鍵専用ではない潤滑油の代用
鍵が抜けにくいからといって、自転車用など鍵専用ではない潤滑油を使ってはいけません。とくに自転車用の潤滑油はネチョネチョとした油のため、かえって油にゴミがつきやすくなり、故障の原因になります。また、食用油で代用するのもやめましょう。
・針金やつまようじで鍵穴を掃除する
鍵穴につまった異物を取り除こうと、針金やつまようじを使って掃除をしてはいけません。針金やつまようじが折れて鍵穴の中でつまってしまったら、鍵をさすこともできなくなります。
間違ったメンテナンス方法をおこなうと、状況を悪化させるだけでなく鍵の交換が必要になってきます。余計に費用がかかってしまうので、間違ったメンテナンス方法はおこなわないようにしましょう。
鍵の寿命
鍵は、永遠に使うことができるイメージがあります。しかし、鍵にも寿命があり、10年程度です。そのため、鍵が抜きにくい、回しづらいなどの症状が出始めたら、鍵の寿命が原因かもしれません。鍵の寿命をすでに迎えている、メンテナンスを試してみてもよくならないなら、鍵の交換をオススメします。
鍵トラブルを解決するためにかかる業者費用
ここからは、鍵トラブルの解決を業者に依頼したときの費用相場についてご紹介します。
鍵開けを業者に依頼したときの費用相場
鍵開けを業者に依頼したときの費用は、対象となる鍵の種類によって金額が異なります。
≪鍵開けの費用相場≫ディスクシリンダーキー | 3,000円~9,000円 |
ディンプルキー | 5,000円~20,000円 |
ディスクシリンダーキーは、一般的に使われていることが多い鍵です。しかし作りがシンプルでピッキングされやすいことから、防犯性が低いとして使われることが減少してきています。
それに比べ、ディンプルキーは複雑な構造になっているため防犯性が高いとされて、使われることが多くなってきた鍵です。
そのほか、トイレやお風呂場のドア、金庫などの鍵開けを依頼することも可能です。それぞれ金額が異なりますので、詳しくは業者に見積りを依頼するとよいでしょう。
鍵を交換したときの費用相場
鍵の交換には「作業費」のほか、「鍵本体」や「シリンダー」などの部品代がかかります。そのほか、業者によっては出張費などがかかることもあります。
≪鍵交換の費用相場≫ディスクシリンダーキー | 2,100~16,000円 |
ディンプルキー | 15,000円~30,000円 |
シリンダーのみ | 10,000円~15,000円 |
シリンダーとは、鍵を差し込む鍵穴のことです。鍵の交換だけでなく、シリンダーの交換も必要かどうかによって金額が異なります。メーカーによっても費用が異なり、特殊なつくりの鍵の場合は、費用が高額になることもあります。
また、玄関で使われる鍵なのか、トイレのドアなど室内で使用している鍵なのかによっても費用が異なります。交換する鍵の種類によって作業内容が変わるためです。
鍵が抜けにくいまま放置してしまうと、最悪の場合、鍵が抜けなくなってしまうことがあります。鍵が抜けなくなる前に鍵を交換することが最大の予防策です。
鍵の種類や設置場所によって、かかる費用が異なりますので、一度業者に相談して、費用がどれぐらいかかるか見積りをとってみましょう。
弊社では、現地調査や見積りを無料で実施している業者をご紹介しております。とりあえず見積りが欲しいという方も、お気軽にご相談ください。
鍵が抜けない!賃貸住宅は管理会社へ連絡を
賃貸住宅の場合、鍵や鍵穴のトラブルがあれば自分で解決するよりも大家さんか管理会社へ連絡することをおすすめします。もしご自分で解決しようとして失敗するとその責任をとることになるかもしれません。そのため、自分で勝手に対処することはやめたほうがよいでしょう。
経年劣化で鍵の調子が悪いなら、管理会社負担で修理をしてくれる可能性が高いです。鍵交換にかかる費用については、マンションを借りるときの保証内容に入っているかもしれません。しかし住民の故意によるトラブルでは住民負担になることもあるので、契約書を確認するか、管理会社と相談するとよいでしょう。
いずれの場合も、鍵が抜けにくいなどのトラブルがあったときには、すぐに対応をしたほうが賢明です。そのまま放置しておくと、トラブルが悪化するおそれがあるためです。業者に依頼し、メンテナンスや鍵交換など、状況に合わせた対応をしてもらうとよいでしょう。
弊社にご相談をいただければ、お客様の要望にあった鍵業者をご紹介いたします。鍵が抜けなくてすぐ対応して欲しいという方もご安心ください。弊社が紹介している業者の中からすぐに対応できる業者をご紹介いたします。
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