ダイヤル錠の開け方を徹底解説!ポストの鍵・南京錠・電子錠まで
南京錠タイプのダイヤル錠を使っている方で、番号を忘れて困っている場合は、U字型の金属部分を下に引っ張りつつ、ダイヤルをひとつずつ慎重に回してみましょう。
『ツル』と呼ばれるU字型の金属部分を引っ張りながらダイヤルを回していくと、ツルが緩むタイミングがあるはずです。すべてのダイヤルで緩みを探り、緩んだところの数字に合わせることで、解錠できる場合があります。
それでも解錠できない場合は、この記事で効果的な対処法をご紹介いたしますので、ぜひご一読ください。南京錠タイプではなく、金庫などで使われる数字盤とツマミが組み合わさったタイプの鍵を開けられずに困っている方にも、お役に立つ情報を記載しています。
ダイヤル錠の開け方に関して、幅広く解説していきますので、お役立てください。
目次
【ダイヤル錠の開け方】金庫やポストのダイヤル錠には開けるコツがある
ダイヤル錠には、いくつかの種類があります。ここでは『金庫で使われるダイヤル錠』『ポストで使われるダイヤル錠』の開け方で悩んでいる人に向けて、開ける際のコツをご紹介いたします。また、数字を使って解錠する鍵の仲間である『暗証番号式の電子錠』を開ける際のコツも解説いたします。このような鍵の解錠で困っている方は、ご一読ください。
金庫のダイヤル錠を開ける方法
一般的な金庫に使われているダイヤル錠は、数字盤とツマミが合体しているようなタイプです。このダイヤル錠を開ける際には、『正しい暗証番号』と『右に4回、左に3回、右に2回、左に1回という回し方』を知っている必要があります。
このタイプの鍵についてあまり詳しくない方でも、「ツマミを何度か回して、正しい番号に合わせればいい」ということは知っているかと思います。しかし、ただ適切な番号に合わせれば開くわけではないことを知っている人は、少数かもしれません。
もしも解錠できなくて困っているならば、数字だけでなく、回し方も意識してもう一度試してみてください。たとえば暗証番号が、90・80・70・60であれば、以下のような回し方になります。
- 右回しで90を4回通過するように回したあと、90に合わせて止める
- 左回しで80を2回通過するように回し、3周目で80に合わせて止める
- 右回しで70を1回通過するように回し、2周目で70に合わせて止める
- 左回しで、1周目で60に合わせて止める
このような流れでツマミを回したあと、最後にレバーを下ろせば開くはずです。
万が一開かない場合は、そもそも暗証番号を間違えている可能性があります。この場合、方法としては『ダイヤルを回したときの違和感で、数字を探し当てる』というものがありますが、極めて難しいです。
テレビや動画などで、プロの鍵業者が金庫に耳を当ててツマミを回す音を聞くことで解錠するといった様子を見たことがあるかもしれませんが、プロだからこその技になります。鍵に関する高い知識と技術がなければ、まず不可能です。
また、暗証番号を間違えているのではなく、ダイヤル内部が故障している可能性もあります。その場合は一人で悩んでいても、解錠することはできません。鍵業者に助けを求めることをオススメします。
ポストのダイヤル錠を開ける方法
ポストのダイヤル錠を開けられない場合は、回す方向や回数を間違えているおそれがあります。一般的なポストの場合は、ひとつめの番号に合わせるときは時計回りに、ふたつめの番号に合わせるときは反時計回りとなります。
しかし、ただやみくもにダイヤルを回せばよいわけではありません。まず、ひとつめの番号を合わせるときは、『2周以上ダイヤルを時計回りに回してから』合わせましょう。ふたつめの番号は、1周目で合わせてください。
これでもダイヤル錠が開けられないときは、暗証番号を間違えてしまっているか、ダイヤル錠が故障しているおそれがあります。
暗証番号は契約書に記載されていることもあるため、中身を精読してみましょう。記載されていない場合は、オーナーもしくは管理会社に連絡して聞いてみるとよいです。
正確な番号で、正しいダイヤル錠の開け方を試してみても開かない場合は、自力では打つ手がないと考えられます。費用はかかってしまいますが、重要な郵便物を放置してしまうことでトラブルが起きるケースもあるため、早急に鍵業者に依頼しましょう。
暗証番号式の電子錠を開ける方法
正確な番号を打ち込んでいても、暗証番号式の電子錠は開けられないときがあります。理由は『ロックがかかっている』『電池が切れている』『電子部品に不具合が発生している』などです。
暗証番号式の電子錠は、誤った入力を何度か繰り返してしまうと、セキュリティ機能が働いてしばらくの間操作ができなくなってしまいます。
たとえばマンションなど多数の人が出入りする場所で、自分以外の誰かが入力ミスを何度もおこなってしまうと、ロックがかかって操作できなくなるのです。ロック解除までは長い場合だと1時間ほどかかります。操作が反映されない状態のときは、時間をおいてみましょう。
また電池が切れてしまっていても、電子錠は開けられなくなってしまいます。ほかにも電子部品に不具合が起きている可能性もあります。
電子錠が自分や自分の家族だけのものであるなら、まずは電池交換をしてみましょう。交換方法は説明書に書いてあるはずです。電子部品に不具合が発生している場合は、電子錠のメーカーか鍵業者に連絡しましょう。メーカーであれば修理を、鍵業者であれば解錠をおこなってもらえます。
電子錠がマンションのエントランスなどにあるものであれば、オーナーまたは管理会社に連絡しましょう。電子錠はマンションの一部であるため、勝手に電池交換をおこなったり解錠を依頼したりすることはしないほうがよいです。無断でおこなえば、オーナーや管理会社側と後々トラブルが起きてしまうおそれがあります。
ダイヤル錠の開け方で、何か困っているという場合は、ぜひ弊社にご連絡ください。多数の鍵業者が加盟しているため、金庫のダイヤル錠から暗証番号式の電子錠まで、的確に対応させていただきます。ご相談は24時間いつでも可能です。お電話お待ちしております。
【ダイヤル錠の開け方】南京錠を開ける3つの方法
ダイヤル錠のうち、南京錠タイプのものであれば、鍵を紛失してしまったり番号を忘れてしまったりした場合であっても、開けられる可能性があります。南京錠タイプのダイヤル錠の開け方で困っている方は、ぜひここでご紹介する3つの方法を試してみてください。
ただしご紹介する方法は、どれも正しい開け方ではありません。試してみる場合は『誰かの南京錠ではない』『状況によっては犯罪者に間違われるおそれもある』ということを肝に銘じておいてください。そのうえで、本当に緊急のときにだけおこないましょう。
方法1.アルミ缶を利用する
ジュースなどの容器として使われている一般的なアルミ缶と、アルミを切断するためのハサミ・ペンがあれば、南京錠タイプのダイヤル錠は開けることができます。手順は以下のとおりです。
- ハサミを使ってアルミ缶を切り、長いほうの辺が2.5cmほどのアルミ片をつくる
- アルミ片の中央に、長辺と並行する1本の線を、ペンで書く
- 真ん中に引いた線と上辺との間に、横線をもう1本書く
- 真ん中に引いた線の中央から、下辺に向けて、縦線を1本書く
- 縦線と左右の短辺との間、ちょうど真ん中あたりに、1本ずつ縦線を書く
- 新しく書いた2本の縦線の、最初に引いた横線と接している部分から、真ん中にある縦線の末端に向けて、緩やかな線を書く (※3本の縦線と、今書き足した2本の線で、M字が描けていれば問題ない)
- M字に沿って、ハサミで切る
- 手順3で書いた横線に合わせて、アルミ片を折る
- ハサミで切ったことで、足のようになっている両端を、それぞれ最初に書いた横線に合わせて上に折る (※M字に切った部分の、下向きに山になっている部分が飛び出る形になれば問題ない)
- ペンの先端に、アルミ片を、飛び出ている部分が下向きになるように巻き付ける
これで必要な道具は完成です。あとは、アルミ片を南京錠のツルの開くほうに挿し込んでから、左右に回してみましょう。アルミ片の下向きに飛び出ている部分によって、南京錠の内部の引っかかりがとれ、解錠できます。
方法2.順番に数字を合わせる
ダイヤル式の南京錠のうち、数字を合わせることができれば解錠できるタイプでは、地道に数字を合わせていくことで開けることが可能です。南京錠を使っている場所によっては、セキュリティが甘くてもよいということで、単純な番号に設定してあることも考えられます。まずはパッと思いつく、自分と関わりの深い数字を合わせてみましょう。
思いつく数字すべてを試しても開けられない場合は、根気強く合わせていくしかありません。とはいえ、数字が3桁の場合は『1,000とおり』、4桁の場合は『10,000とおり』の中からひとつの正解を見つけ出すことは、極めてストレスのかかる作業です。
道具が用意できるならば、すでに紹介したアルミ缶を使う方法か、次項で解説するスパナを使った方法を試してみたほうが、よいかもしれません。
方法3.スパナを使って南京錠を壊す
スパナを2本用意することができれば、ツルの部分を物理的に破壊することで、南京錠を開けることが可能です。スパナの先端の、片側をひとつずつU字型の金属部に挿し込んで、ペンチを閉じるように手で力を加えると開錠できます。
しかし、この方法を使うと南京錠は壊れてしまいます。改めて施錠する必要があるなら、新しい鍵を用意してからおこないましょう。また、壊れた南京錠の破片が辺りに散るおそれがあります。触れたり踏んだりするかもしれないため、注意して掃除しましょう。
南京錠タイプのダイヤル錠を、壊さないで確実に開けたいという方は、鍵業者に依頼することをオススメします。とはいえ鍵業者に依頼したことがなければ、どんなところに相談すればよいのかと、困ってしまう方もいらっしゃるでしょう。
「手軽に自分に合った鍵業者を見つけたい!」そんな思いがある方は、ぜひ弊社にご連絡ください。弊社には多数の鍵業者が加盟しています。そのため、ご相談内容に合った鍵業者のご紹介が可能なのです。お電話でのご相談は年中無休で受け付けております。
自分では開けられないダイヤル錠の鍵開け、プロなら税込8,800円から解決してくれる
自分で開けられない場合の、もっとも確実なダイヤル錠の開け方は、鍵業者に依頼することです。
しかし、「どんなことやるのだろう……」「お金高くとられそう……」といった不安があって、なかなか依頼できない人もいらっしゃるかと思います。そこで、ここでは弊社『鍵お助け隊』を例に、依頼の流れから費用相場をご紹介いたしますので、参考にしてください。
鍵開け依頼の流れ
鍵お助け隊に、鍵開け依頼をする流れは、以下のとおりです。
- お電話による無料相談
- 加盟店スタッフによる、現地調査とお見積り
- 依頼主様が金額や作業内容などに納得したあと、鍵開け作業を開始
- 作業完了後、料金の支払い
まずは鍵のトラブルについて、弊社にご相談ください。公式サイトではメールでも無料相談を受け付けておりますが、お電話のほうがコールセンタースタッフと直接のやりとりになるため、相談しやすいかと思います。ご相談は24時間いつでも可能です。
ご相談のあと、まずは現地調査とお見積りをご提案させていただきます。依頼主様のご承諾がいただければ、ただちに加盟店スタッフと連絡を取り合い、現地での調査とお見積りをおこないます。調査・お見積りは無料ですので、ご安心ください。また、見積り書の内容に少しでもご納得いただけないところがございましたら、キャンセルも可能です。
見積り書にある費用と施工内容にご納得いただけたら、加盟店スタッフによる鍵開け作業に入ります。トラブルの内容にもよりますが、作業は最短5分で完了いたします。お急ぎの方でも、ストレスなくご利用いただけることでしょう。
作業が完了したあとは、費用のお支払いとなります。ご請求させていただく金額は、当日何かトラブルが起こらない限り、見積り書の内容と同じです。お支払い方法は加盟店スタッフによって対応できるものとできないものがございますので、お気軽にご相談ください。
ダイヤル錠の開け方のうち、いくつか試してみても開けられなくて困っている方は、ぜひ弊社をご活用ください。また、ダイヤル錠以外の鍵のトラブルでも、迅速かつ的確に対応させていただきます。お気軽にご相談ください。お電話お待ちしております。
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