ディスクタンブラー錠は早期に交換を!ピッキング被害を防ぐ安全対策

ディスクタンブラー錠は早期に交換を!ピッキング被害を防ぐ安全対策

ディスクタンブラー錠は古くから使われている鍵のひとつです。住居やマンション、車やシャッターなどにも使用されており日本で多くの普及率を誇っています。

ですが、防犯性が低くピッキングの被害が後をたちません。なれている人では5分で開けられてしまうともいわれています。泥棒などの被害に遭わないためにも早急に鍵を交換しなければなりません。

今回はなぜ防犯性が低いのか、ディスクタンブラー錠の仕組みについてくわしくご紹介していきます。最後までお読みいただけたら幸いです。

ディスクタンブラー錠とは?

まずディスクタンブラー錠の仕組みについてお伝えしていきます。ディスクは板のことをいいその形が円盤状になっていることから「ディスクタンブラー錠」という名前がつきました。

構造か簡単のため複製しやすく一時期主流の鍵となりましたが、防犯性に不安があったため現在は製造中止になっています。その理由はなんなのか説明していきますので、ぜひご覧ください。

ディスクタンブラー錠の仕組み

ディスクタンブラー錠の仕組み

ディスクタンブラー錠は鍵の両側にギザギザがあるのが特徴で鍵穴はくの字になっています。一般的な住宅やシャッター、オフィスなどに使われており、国内でもっとも多く使われている鍵と言われています。

ディスクと呼ばれる板と鍵に刻まれている溝をうまくはめ込み開錠する仕組みになっています。

消耗が激しくなく故障しにくいということもあり、一時期爆発的に広まりほとんどの住宅がこのディスクタンブラー錠を使用していましたが、構造が単純だったためピッキングの被害が相次ぎ現在は製造を中止しています。

なぜ防犯性が低いの?

ディスクタンブラー錠は鍵を開けるために数枚の板と溝を利用しています。幅が広い板のためピッキングをするときに引っ掛けやすくヘアピンなどの針金などを少し動かしただけでもかんたんに開けられてしまいます。また、構造が単純ということは複製しやすいということもあげられます。

ディスクタンブラー錠はピッキングされやすい鍵として有名です。複製もしやすく合鍵も早く作ることができますが、現在は製造が廃止になっているものも多く導入が難しい上にピッキングに遭うリスクがあります。

もし、鍵の交換でお悩みでしたら、弊社におまかせください。経験豊富な業者をご紹介いたします。ぜひお気軽にお問い合わせください。

ディスクタンブラー錠とピンタンブラー錠やその他の鍵との違いは?

ディスクタンブラー錠が廃止になって以降課題となっていた防犯性を高めたものが次々と販売されています。そんな鍵の種類や仕組みなどを簡単にまとめてみました。鍵を交換する時の参考にしてみてください。

ピンタンブラー錠

ピンタンブラー錠

ピンタンブラー錠はタンブラーのなかに色々な長さのピンが配置されていてそれを一直線にすることで開錠する仕組みになっています。

単列ピンと多列ピンの2種類あり、単列ピンはその名のとおり一列に配置されているもので、多列ピンは複数のピンがさまざま方向から出ているものを言います。

どちらも開錠する仕組みは同じですが、多列ピンはピンの方向が複雑なため防犯性は高いです。

ディスクタンブラー錠とは違いピンが固定されているため、ヘアピンなどで押し上げにくく構造が複雑なので防犯性は高いと言えるでしょう。

その他の鍵

ピンシリンダー錠のほかにも工夫を凝らした鍵はいくつも存在します。ここでは色々な鍵の仕組みについてご紹介します。

・ティンプルシリンダー錠
中の構造はピンシリンダー錠と同じになっていますが、鍵の表面をよく見てみるとちょこちょこと窪みがあります。

この工夫をすることで鍵穴の構造を複雑にすることができ、安全性をぐんとあげることに成功したのです。

また、鍵によっては勝手に複製ができないように防止システムがついている場合もありますので防犯効果も心配はいらないでしょう。

・マグネットシリンダー錠
鍵穴と鍵の表面に磁石が入っており、磁石の反発力を利用して内側の筒を回す仕組みです。磁石の配列が複雑になっていて全てがかみ合わないと回転しないので、ピッキングをされる心配はありません。

・ロータリーディスクシリンダー錠
ディスクタンブラー錠が廃止された後に後続商品としてつくられたものです。外側の筒と内側を貫く部分そしてタンブラーが別々になっており、前のタイプよりも複雑な構造に改良されています。

防犯効果は高いですが、合鍵を作成する時にかなり正確につくらないと鍵が開かないといったトラブルも発生しているそうです。

こんな鍵も

従来の鍵のほかにも、近年の技術の発達により鍵を持ち歩かなくてもいいものも出てきました。鍵を持ち歩くのが面倒な方やよく鍵をなくしてしまうような方はこちらも検討してみてはいかがでしょうか?

・電子錠
電子錠とは、電気の力を使って施錠をする鍵本体と錠前のことを言います。電気の力を使うのでもし、鍵を閉め忘れてしまってもドアから離れたところで遠隔操作できるので、施錠忘れの防止に役立ちます。

また、暗証番号を登録して使うタイプや指紋認証タイプなどを選べるので、最近人気を集めています。

鍵交換にかかる費用は?

鍵の交換を業者に依頼するといくらかかるのでしょうか?一般的に鍵屋に修理を依頼すると作業にかかる費用と修理に使う部品代、遠方に出張した場合の出張料金と依頼した時間が朝方や深夜になってしまった場合の早朝夜間対応料金を合算して見積りを出します。

シリンダーのみの交換なのか、錠前を丸ごと取り変えたいかで料金が変わります。とくに部品代は防犯性を高いものにすればするほど金額が高くなってきますので、注意が必要です。

「うちにはどんな鍵が取り付けられるのか知りたい!」「費用がどれくらいかかるのか不安……。」そんなお悩みは「鍵お助け隊」におまかせください!ご連絡をいただければ鍵のことに詳しい業者をお探しいたします。どんなお悩みでも構いませんので、一度お電話ください。

鍵トラブルを防ぐためにできること

鍵をしめることはプライバシーを守るために欠かせません。ですが、ディスクタンブラー錠を使用していると簡単に開けられてしまうため意味がありません。鍵を交換するには多少コストがかかりますが、安全を維持するためにもお早目の交換をおすすめします。

ここでは鍵交換のほかに防犯対策を強化するためにすぐにできることを3つのポイントでまとめました。このポイントを読んで鍵交換する時の参考にしてみてくださいね。

安全性が高い鍵に交換を!

安全性が高い鍵に交換を!

もし、ご自宅の鍵がディスクタンブラー錠とわかったら、すぐに交換をしましょう。上記でもお伝えしていますが、ディスクタンブラー錠はピッキングされやすくそのまま放置しておくといつ泥棒に入られるかわかりません。

近年は安全性を高めるためにさまざまな趣向を取り入れた鍵が出てきています。ですので、すぐに交換することをおすすめします。

鍵の構造を複雑にすればするほど不正に浸入されるリスクをさげることができます。自分やご家族などを守ることにもつながりますので、ぜひご検討ください。

動きが悪いと思ったら修理しよう!

どんな鍵でも年々劣化していきます。タンブラーの内部がさびていたり、外から浸入してくるホコリなどで気づかないうちに汚れていたりと大事に使っていても止められないものです。

「鍵が刺さりにくくなってきた……。」「鍵の表面にさびが……。」など少しでも気になることがありましたら修理をすることをおすすめします。そのままにしておくとピンなどの動きが悪くなりピッキングなどされやすくなってしまいます。

日々の安全性を守るためにもつねに鍵本来の機能を最大限に発揮できるよう定期的な確認を心がけましょう。

二重鍵をつけるのも手

防犯性を高めるために玄関に2つ鍵をつけてしまうのも対策としては効果的です。なぜなら鍵を2つつけることによって、ピッキングにかかる時間を2倍に増やすことができます。

これにより家を留守にしていても、近所に住んでいる方から通報されてしまうリスクが高まります。また、なかにも厳重な防犯対策をしていると意識づけることもできるので、泥棒が自然と近づきにくくなるのです。

2回鍵を閉めなければいけないので、面倒くさいといったデメリットもありますが鍵を同じタイプのものにすることで解消することができます。

面倒なことでも毎日開け閉めを繰り返していれば段々となれてきます、安全に対する意識の向上にも役立ちますので、一度取り付けてみてはいかがでしょうか。

鍵のトラブルにお困りなら……

鍵のトラブルは泥棒によるピッキング被害のほかにも、お出かけにいった時にうっかり落としてしまったり、回す時に力を入れすぎて折れて穴に詰まってしまうなどさまざまなものがあります。

そんな時はぜひ「鍵お助け隊」のサービスをご利用ください。弊社なら鍵交換はもちろん合鍵の作成や鍵開けも承っております。

さらに24時間お電話を受け付けておりますので、早朝や深夜にトラブルにあってしまってもすぐにご自宅に駆けつけることも可能です。どんなささいなことでも大丈夫ですので、お気軽にお問い合わせください。

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